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今日までそして明日から~吉田拓郎・35000人の同窓会~

「プレミアム10 今日までそして明日から
                  ~吉田拓郎・35000人の同窓会~」

              NHK総合テレビ 2006.10.23.放送    

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tumagoi2 2006.9.23.つま恋

私は“遅れてきた”吉田拓郎ファンです。
このビデオは、思い出したように取り出しては観ているものです。

拓郎(何故か呼び捨てです。そういえば番組のナレーターもそうです。)のデビュー当時はあまり好きなミュージシャンではありませんでした。
真偽はともかく派手なスキャンダルがありましたし、何よりあの字余り気味の歌詞でがなりたてるように歌うスタイルが苦手でした。
私はプレスリー世代で、ビートルズが出てきた時には“もう駄目だっ”と思った人間です。
余談ですが、ビートルズの来日時の映像を覚えています。
彼らの車が空港から出発したとたん「ミスター・ムーンライト」が流れて、ちょっと格好いいなあと思ったものでした。

20年ほど前、どうしょうもなく気持が落ち込んでいた時にラジオから聴こえてきたのが拓郎の「今日までそして明日から」でした。
以前はヒット曲といえば誰の歌であれ、みんなが知っていたものでした。
拓郎の歌もヒットしたものは自然に耳に入っていたものですが、これはまったく知らない曲でした。
後で知ったことですが、拓郎ファンを自認する坂崎幸之助さん(アルフィー)が好きな曲ベスト1に挙げていました。
その時からしばらくは歌詞の“私は今日まで生きてみました”を“生きてきました”と勘違いをしていたものですが、よくよく聴いてみると2つの違いは大きいのではないかと思えるようになりました。
“いろいろあって流されてもみたし放り出したくなったりもしたけれど、とにかくここまで生きてきました”と・・・。
拓郎の歌は歌詞がとても自然です。
けれども、それを生み出すまでにかなりの推敲を重ねているのではないかと思っています。
おそらく“みました”と“きました”の間でも・・・。
そうした歌詞に普遍的なものがあるから、30年を越えても伝わるものがあるのだと思っています。

「言葉」という曲があります。
“愛してる”という言葉の重さを搾り出すようにして歌っています。
決して甘いものではない、言うまでの苦しみ言った後の苦しみ、そのたった5文字の重さが伝わってくる歌です。
これも、余談ですが・・・。
寺山修司の「ことばの星」という作品があります。
少年が失った言葉を探して世界中・宇宙中を旅します。
その言葉があれば少女の愛を得られたはず、と・・・。
少年は年老い、臨終の際にその言葉を思い出しますが、何も語らず亡くなります。
そんな大切な言葉があってもいいはず・・・と話は結んであります。(うろおぼえ)

朝方「ラジオ深夜便」をウトウトしながら聴いていたところ、突然のように「唇をかみしめて」が流れてきました。
声が違っていたので気になって、すっかり目が覚めていました。
珍しくフルコーラスを聴かせられて、奥田民生さんの声とわかりました。
拓郎の方がもっとこもった歌い方で、奥田さんは少し若めで外へ向かう歌い方に聴こえましたが、これはこれで新鮮でした。
番組は広島からの放送で、なるほど拓郎・奥田(出身地)そして広島弁の曲だったのかと納得しました。
この曲は、元気を出したい時に聴きたくなります。

ビデオの話に戻って・・・
このビデオを観ていると、ファンの声が印象に残ります。
平均年齢49歳。
伝説のつま恋コンサートから31年。
それぞれにそれぞれの人生があって、挫折したり乗り越えたりして今だっていろいろなことを抱えているだろうし、明日からだって何があるかわからない。
それでも今ここにいる充実感を味わっている姿に同じ目線で感動してしまいます。

「朝までやらなきゃ男じゃない、というのは違うと思いますね。
僕も生きてきていろいろ考えるんですけども、そんな男にはなりたくない。
そんな不器用なね・・・。朝までじゃないと一人前として認められないというのは悲しい。9時まででいいじゃないか、9時までで・・・。」
31年前に「朝まで歌うぞぉ~」と叫んだことを受けての本人の言葉です。
流されたのではない、負けたのでもない、大人になった拓郎を見て、私は今のこの拓郎のファンなのだと確信しています。

ファンの言葉も印象的でした。
31年であなたの中で変わったことは?という質問に、“大人を認め始めましたね。
大人はつらいんだって・・・。認めるものは認めるようになりました”
“拓郎が癌になって、泣いて人間的な弱さを見せた時には情けないと思ったけれども、逆に同じ人間なんだと親近感があった”
作家重松清氏の言葉より
“ひとつのお手本。青春の反抗、挑戦の・・・。今度は年をとったおじさんになっていくお手本”
それを受けての本人のインタビュー
“それほどのものではない。あくまで自分勝手に今日よりは明日ちょっとでも幸せだったり満足だったりしていたい。その程度のちょっとだけれども・・・。それでも少しでも元気薬になっているのであれば期待に応えられるようにやっていきたい”
こう語れる肩の力を抜いた今の生き方が素敵に思えます。

番組では、同じに還暦を迎える写真家とスタッフとの長い付き合いと彼らの人生も含めて語られていきますし、1日限りの再結成をしたかぐや姫の自然体な姿も観られます。
31年前の映像も交えながら音楽もたっぷり流されて観ごたえのある90分です。

中島みゆきと「永遠の嘘をついてくれ」(彼女の作詞作曲)を歌うシーンは、何度観ても鳥肌が立ちます。
拓郎の追っかけだったらしい彼女が自身もカリスマ性のあるミュージシャンとなり、彼と肩を並べて歌っている光景は見事すぎてただただ感動します。

「落陽」の演奏中に花火が上がり、拓郎そしてファンをカメラは追い続け、最大の盛り上がりを見せていた時、見上げる拓郎もファンもどんな思いだったのでしょう。
想像するだけで、こみ上げるものがあります。

最後は「今日までそして明日から」
繰り返し繰り返し歌われます。
そして、長いこと頭を下げ続ける拓郎・・・。
確かにここまで生きてきたファンの姿を映す“鏡”のようだと思いました。
私は横から入ったものだからそこへは立ち入れないけれども、脇から元気をもらっています。

<追記>2007.10.23.
慢性気管支炎と胸膜炎で全国ツアーを中止したということです。
心配ですが、無理をせずにゆっくり静養して元気になって欲しいと願っています。
私たちの希望の星なのですから・・・。

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