広瀬川の散歩 その2
季節はずれの台風が去って、気持ちのよい天気となった日曜日です。
相変わらずの飛蚊症のひどさ(昆虫のような形とか大小たくさんの二重丸とか)に鬱陶しさが増すばかりです。
気分転換に思い立っての、またまた広瀬川の散歩です。
準備したのは、デジカメに飲み物、そして小銭に迷子札(個人的な通称)・・・。
迷子札には通院している病院や病名、連絡先などを記載しています。
小銭は具合が悪くなった時のタクシー代(土手に沿って道路が走っています)など・・・。
こういうことは、若くて健康な人には思いもつかないことでしょうね。
余談:以前、道で倒れていた人がいて救急車を呼んだことがあります。
隊員が何かを見て確認をして、彼を乗せてあっという間に去っていきました。
想像ですが、彼は苦しい中で迷子札(あくまで私の呼び名)を見せたのではない かと思っています。
それ以来、私もちょっとした外出時には携帯するようにしています。
今回は、前回と同じ広瀬橋からですが、下流の千代大橋(せんだいおおはし)を渡って一周してくる1時間半ほどの道のりです。
このコースは、土手にほとんど木がありません。
川原に降りればありますが・・・。
コースが全部見渡せて、対岸が意外なほど近くに感じます。
たぶん目の良い人なら、対岸を歩く人の表情がわかるかもしれません。
最初に立ち寄ったのは、川のそばの1本の木。
最近“定点観測”が私の中でひとつの課題となっていますが、そのきっかけの木です。
この木は最初雑草の中に埋もれてひょろひょろとした小さな木でした。
それがあっという間に幹の太い木に成長しています。
その過程を撮影しておきたかったと後悔するほどに急な成長でした。
広瀬川の肥沃な流れのおかげでしょうか。
対岸の木がトトロの木(後述)です。
右側の大きな建物は八本松マンションです。
住所を言うと必ずと言っていいほど“ああ、あのマンションがあるところ”と言われます。
巨大で、たぶんマンションとしても初期の頃のものかもしれません。
それにしてもこのあたりで有名なものがここしかないというのも・・・。
千代大橋はバイパスが通っていて車の往来が激しく、気分が悪くなりそうで早足で
渡りました。
対岸になると、雰囲気が一転して明るくなるような気がします。
ジョギングやサッカー、親子での遊びなど、こちらの方が圧倒的に多いのです。
人口密度の違いなのでしょうか。
それにしても、人に向けて撮影するのがはばかれて、風景の写真ばかりになります。
対岸の建物が八本松マンションです。
この建物は納豆工場です。
早朝、この煙突の煙の向こうに朝日が登り幻想的な光景を見たことがあります。
その記念にちょっと撮影・・・。
こちら側から観る広瀬川も新鮮で素敵です。
この木を見る度に、「となりのトトロ」(1988年)のあの大きな木を連想してしまいます。
アニメが苦手な私が唯一好きな作品です。
ちょうど自分の子供時代にオーバーラップしますから・・・。
そのトトロの木の下に旅立稲荷神社があります。
伊達家代々が江戸への道中の安全を祈願した、という由来のある神社です。
近くを新幹線が通っていますが、その向こう側が広瀬橋になります。
広瀬橋に戻ったところで、「杜の都全日本大学女子駅伝」の応援です。
撮影をしながら何気なく橋の下を眺めたところ、70~80センチはあると思える白黒まだらの魚2匹を見つけました。
“鯉かな?”と大きな独り言を言ったら、“鮭!”と言う声が返ってきました。
台風後で川が濁っていて残念ですが、その下にはたくさんの鮭が遡上しているのだと想像するとけっこう感動しました。
« 黄昏 | トップページ | 一日一行文 [10月第5週] »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 【闘病日記 59】コロナ発症抑制剤エバシェルド注射を受ける(2023.01.31)
- 童門冬二著「小説 上杉鷹山」を読む(2022.12.16)
- 佐伯一麦著「空にみずうみ」を読む(2022.11.20)
- アンディ・ウィリアムスの「ソリティア」を聴く(2022.11.01)
- 【闘病日記 59】朝顔が咲いた!(2022.09.08)