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2007年11月

「ちりとてちん」から「セクロボ」のセリフへ

NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」には、“ぎょうさん笑うて生きなはれ”というセリフがよく出てきます。
ヒロインが亡くなったおじいさんによく言われていて、落語家を目指すきっかけになった言葉でもあります。

このセリフから思い出したのが、今年4~6月に放送されていた「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ)の中のセリフです。
このドラマは、途中の一部と最終回だけを観ていました。

第1回と最終回に“三日坊主”(中村獅童)という男が登場してきます。
3日しか記憶が残らない男で、第1回で亡くなった設定になっていました。
“記憶が無いせいで、生きているのに死んでいるのも同然だった三日坊主の人生”
(とは、後述するブログに書かれていた文章です)
最終回に、何かを探しにこの世に戻ってきたらしい・・・。
主役の二人と関わりあいながら、三日坊主が最後に残した言葉。

「いっぱい遊んだ。楽しかった。」

こちらの記憶も曖昧なのですが、草木が生い茂り日差しを浴びた田舎のような場所で、子供たちの遊んでいる姿を見ていたシーンだったような・・・。
無精ひげの中村獅童さんがいい笑顔を見せていました。
そして、三日坊主は消えていきます。

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一日一行文 [11月第5週]

久しぶりに街中への外出、街路樹の葉に秋が残っていました。 25日(日)

テレビの前でひとり体操、カーテンの隙間から朝日が覗く。 26日(月)

高校の生徒募集ポスターの漫画に“これも時代か”と思った私は昔人間。 27日(火)

暖房で曇ったガラス戸を開けたら冬の朝の匂いがしました。 28日(水)

傾きかけた夕日に桜の残り葉が照らされています。 29日(木)

広大な空き地をブルドーザーが音高く猛スピードで走り回り、土の匂いが残りました。
                                             30日(金)

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「オトコの子育て」「点と線」の高橋克典さん

まず、今朝の「めざましテレビ」(フジテレビ)から印象に残ったことを・・・。
映画監督についての特集がありました。
行定勲監督や俳優の陣内孝則さん(今回は監督として)がインタビューに答えていましたが、初めて知ったのがイランの19歳の女性監督ハナ・マフマルバフさん。
家族がほとんど映画監督で、自身も8歳から映画を撮り始めたとのこと。
作品の一部が紹介されました。
勉強がしたくてやっとノート(?)を手に入れた少女が、タリバンごっこをする男の子たちにいじめられる(いじめを超えています)シーン。
このような映画を作っていることに、ただただ驚くばかりでした。
彼女も行定監督も「監督に必要なことは?(だったと思う)」という質問に「映画が好きだということ」と答えていました。
基本的で当然のことのように見えて、何事をも成し遂げていくためのエネルギーとなることを改めて教えてもらえた気がしました。

最近、「オトコの子育て」(テレビ朝日)を楽しく観ています。
家出をしていた男が妻の死をきっかけに、子供3人の元へ戻ってきます。
ちょっとおせっかいだけど人の良い、妻の後輩や子供たちの学校の先生たちを巻き込んでの騒動が楽しく展開されていきます。
いくらでもシリアスな設定に出来るところを、主人公のいい加減さを軸に時にはしんみりさせたりと観ていて気持ちのよい仕上がりになっています。
一瞬“人生ってそれでいいのかな”と思わせてしまう、その主人公役が高橋克典さん。
これまで名前は知っていてもほとんど作品を観たことが無かったので、その自然にハマっている演技に新鮮な驚きがありました。

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「ちりとてちん」~談志師匠の「芝浜」

ちりとてちん―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)

珍しくNHKの朝のドラマを観続けています。
「ちりとてちん」は、今までのように“時計代わり”にならない、内容の濃いドラマです。
毎週週末に泣けるパターンが続いていましたが、今週は月曜日から飛ばしています。
ヒロイン(貫地谷しほり)が落語家(渡瀬恒彦)に弟子入りし、両親(和久井映見・松重豊)が挨拶に来たシーン。
後ろには兄弟子4人が控えていて・・・。
とにかく一人一人のキャラが立っていて、特にお母さんに見事に笑わせられました。
たった15分の間に絶妙の駆け引きの演技が詰め込まれていました。
そしてきょうは、ヒロインの劣等感・予想と違う弟子生活からの不満爆発(?)シーンに泣かされました。
月曜日もきょうも、それを締める師匠のセリフが素晴らしかったです。
毎朝、楽しみです。

ということで、久しぶりに落語に目覚めてきたことを意識して落語の話を・・・。

昔、まだ東北新幹線が通っていなかった頃、夜行列車で上京したことがあります。
(当時の上京は一大事業でした)
目的は忘れましたが、用事を終えてから上野の鈴本演芸場へ行きました。
印象的だったのが、柳家小さん師匠。
かなり疲労していた私は、師匠の首の振りの滑らかさに眠気をもよおしてきました。
ところが師匠がこちらを見ているような気がします。
そういうわけも無く、たぶん客はすべて自分を見ているような気がしたのではないかと思いますが・・・。
だから、眠るに眠られず辛かった・・・というお話です。
名人とはこういう人なのだと思いました。

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アンディ・ウィリアムスの「ソリテアー」

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               ↑「味の素」CM・出演時のレコード

このところ飛蚊症でビデオ鑑賞や読書もままならないので、久しぶりにレコードを引っ張り出しました。
レコードを出した時に必ず聴くのがアンディ・ウィリアムスの「ソリテアー」。
歌詞の日本語訳が無いためまったく内容がわからないのですが、私にとっては気持ちが落ち込んだ時に聴くと癒されて元気に立ち直れるか、逆に泣けてしまうか、どちらかになってしまう曲です。
確か、カーペンターズも歌っていたと思います。

アンディ・ウィリアムスは10代後半から20代前半にかけて好きだった歌手です。
当時NHKで「アンディ・ウィリアムス・ショー」という音楽番組があり、中古の白黒テレビで夢中になって観ていました。
クリスマスなどは彼の家族なども出演し、何ともハッピーな雰囲気の番組でアメリカの理想的な生活を見せられているような気がしました。
その後、だいぶ後になってですが彼の家族内(だったと思う)にトラブルなどがあり私の幻想は崩れましたが・・・。

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誕生日について・・・淀川長治さん

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長年の耳鳴りのため、就寝時はラジオを欠かせません。
周りが静かだとよけいに気になって眠れなくなります。

「ラジオ深夜便」のラスト(5時)で誕生日の花や歌が紹介されますが、今朝のコメントで思い出したことがあります。
コメントの内容は、“誕生日の人に連絡をしてください。自分の誕生日を知ってもらえているって嬉しいことですから・・・”でした。

思い出したのは、亡くなった映画評論家の淀川長治さんの言葉。
“誕生日は、自分を産んでくれたお母さんに感謝する日です”

淀川さんは、その日はお母さんと二人で過ごしたと言うことです。
永六輔さんと同じ誕生日ですが、お母さんが健在なうちは一緒の誕生会には出席しなかったと聞いています。
街中で、老いたお母さんを背負って歩いていたとのエピソードも・・・。

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第三の男

「第三の男」  製作:1949年/イギリス 

第三の男 (ユニバーサル・セレクション2008年第11弾)【初回生産限定】 監督・制作:キャロル・リード
原作・脚色:グレアム・グリーン
撮影:ロバート・クラスカー
音楽・ツィター演奏:アントン・カラス
キャスト:
 ジョゼフ・コットン
    (米国小説家:ホリー・マーチンス)
 アリダ・ヴァリ
    (ハリーの恋人:アンナ)
 トレヴァー・ハワード
    (英国のMP:キャロウェー少佐)
 オーソン・ウェルズ
    (ホリーの親友:ハリー・ライム)
 バーナード・リー
    ( キャロウェーの部下:ぺイン軍曹)
 ウィルフリッド・ハイド・ホワイト
    ( GHQ職員:クラビン)

   *第3回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
   *1950年度アカデミー賞撮影賞受賞

★一言コメント★
個人的に、ベスト1の映画と評価してる作品です。

★あらすじ★
第2次世界大戦直後、アメリカの売れない小説家ホリー・マーチンス(J・コットン)は親友ハリー・ライム(O・ウェルズ)に招かれてウィーンを訪れます。
しかし、到着してみるとハリーは自動車事故で死亡したとのこと。
葬儀で知り合ったキャロウェー少佐(T・ハワード)から、ハリーが粗悪なペニシリンの闇取引をしていると聞かされます。
信じられないホリーは真相を探っていくうちに事故現場に第三の男がいたことをつきとめますが……。

★おすすめポイント★
・今回は、信じられない状況でのビデオ鑑賞となりました。
音声が出ません。
テープを乱暴に揺するとちょっとは音が出るのですが、又消えてしまうの繰り返しでさすがに嫌になっての音無し再生となりました。
それでも最後まで鑑賞しましたので、我ながら凄いと思いました。
あの大写しのツィターをバックに軽快に流れるオープニングから、劇中随所に流れるアントン・カラスの演奏をまったく耳にしないで・・・。

・モノクロの素晴らしさを改めて感じます。
光と影の映像が奥深くて美しくて観ほれてしまいます。
夜、僅かな光に浮かび上がる廃墟や瓦礫の山さえ美しい。
頭の中でカラー画面に置き換えてみましたが、本当に凡庸なものになってしまいます。
カラーには見えてこないものがモノクロには見えてくるような気がします。
そして斜め撮りがいっそう当時の状況の不安感を煽ります。
今年放映のHNKドラマ「ハゲタカ」の多用された斜め撮りを思い出しました。

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一日一行文 [11月第4週]

陽だまりの中、散歩中の子供たちと保母さんの笑顔の挨拶にドギマギしました。 
                                            18日(日)

朝焼け雲、雨に濡れた屋根、揺れる南天の実、そして日曜の朝の静けさ。19日(月)

“床磨きが好き”というテレビからの声に真逆な自分が反応する。 20日(火)

突然見知らぬ鳥がガラス戸にぶつかってきたが、お互い無事で何より。 21日(水)

白いご飯の上に虫ッと驚いたら飛蚊症のせいだった、ひとり笑う。 22日(木)

咲き残るコスモスの花の上に静かに雪が降っている。 23日(金)

今年2度目の雪が解けて、空き地の鉄線に雫が並んでキラキラ。 24日(土)

一日一行文 [11月第3週]

虫の声が途絶えてどれくらいになるだろう、冬の足音が聞こえている。 11日(日)

まっすぐな道、残照に振り返る。 12日(月)

早朝の電車を遠くに眺めて、駅から吐き出される人々の一人で居ることに
                            疲れた頃を思い出す。 13日(火) 

コホンと咳が出て、亡き母を思い出す。 14日(水) 

お医者さんが“歳のせいだ”と言わない気遣いにちょっと疲れます。   15日(木) 

眠くなる時間が少しずつ早まり、その分だけ1週間の進みが速いような気がする。 
                                          16日(金)
  

語らいながら自転車で走る抜ける男子二人、“スタンド・バイ・ミー”が甦る。
                                          17日(土)                     
                            

古畑任三郎 再会 <テレビドラマ>

「古畑任三郎 第5回 再会」
              1999年5月11日 フジテレビ系列放映

古畑任三郎 3rd season DVD-BOX   プロデュース:関口静夫
  脚本:三谷幸喜
  演出:河野圭太
  キャスト:田村正和(古畑任三郎)
        津川雅彦(安斎亨)
        西村雅彦(今泉慎太郎)
        石井正則(西園寺守)
        三浦理恵子(安斎香織)
        細川茂樹(斎藤)

ひとつのセリフで、私の中ではシリーズ最高のドラマとなりました。

あらすじ・・・
古畑(田村)は小学校時代の同級生だった小説家安斎(津川)の山荘に招待されます。
歓待をされながらも、特に親しかったわけでもない自分を招待したことへの疑問・・・。
ファックスでの招待状は妻の香織(三浦)が出したのだろうと言い、ひとり山歩きをし山小屋で執筆をする安斎・・・。
香織は編集者の斎藤(細川)と浮気をしている様子・・・。
それをよそに、同行した西園寺(石井)に加えて今泉(西村)も押しかけてきます。
安斎が入れた睡眠薬入りのコーヒーを飲んで皆が眠ってしまう中、古畑はひとり山小屋へ向かいます。
友達を救うために・・・。

だいぶ前の作品なのに、最初に田村正和さんの老いを感じてしまいました。
田村さんも津川さんもデビューの頃の映画やテレビドラマをよく観ています。
二人とも、本当に紅顔の美少年(死語ですか?)でした。
ほとんど変わらないままの田村さんと、まったく変わってしまった津川さん。
津川さんの方が作品を広く選べるような気がします。
そう言えば、又監督として映画を作っているようですね。

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一日一行文 [11月第2週]

植えたばかりの街路樹の葉が一生懸命紅くなっている。 4日(日)

うたた寝から思わず飛び起きたのは、白波のような雲が大空を覆い流れていく様を見たから・・・。                                        5日(月)

晩秋の早朝、電車やビルの照り返しが暖かい。 6日(火)

“鮭児”を“刑事”と洒落た居酒屋の看板に店主の誇らしさを垣間見る。 7日(水)

耳元に電車の音、ほんのひととき耳鳴りが消えました。 8日(木)

伸び放題のラベンダーをよけて干した洗濯物が窮屈そうに揺れている。 9日(金)

飛蚊症でうつむき歩き、見上げた街路樹の紅葉が目に痛い。 10日(土)

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竹駒さんへ行ってきました。

“竹駒さん”とはこちらの呼び名で、日本三稲荷のひとつ“竹駒神社”(宮城県岩沼市)のことです。
度々ここに書いていますが、飛蚊症がひどくなって作業も手につかず、思い立って出かけてきました。
20代の頃にこの街に住んでいました。
当時、突然右目が見えなくなり脳腫瘍の疑いがあると言われて、神頼みでお参りをしたことがあります。
ご利益があったのか、それとも半死半生で安静にしていたのが良かったのか、半月後に自然に快復しました。
もちろんお礼参り(怖いほうでは無いです)をしました。
鬱々としながら、急にそのことを思い出したのです。

11月1日、持参したのは、例によってデジカメと迷子札

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JR岩沼駅から歩いて竹駒さんに向かうと、途中に“二木の松”があります。
二木の松史跡公園と書いてある風情のある門を潜ると、こじんまりとした空間に休屋などがあり、芭蕉が「奥の細道」で詠んだ句碑があります。

“桜より松は二木を三月越シ”

あちこちに蜘蛛の巣が目立って、よほど訪ねる人がいないのでしょうか。

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一日一行文 [11月第1週]

肌寒の朝、茜空に白い半月の下、まっすぐな道を歩く。 1日(木)

図書館で俳句の本をまとめ借り、窮屈で早々に挫折する。 2日(金)

貨物列車のコンテナが飛び飛び、どこでこの隙間は埋まるのだろう。 3日(土)

Kamotu 

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