竹駒さんへ行ってきました。
“竹駒さん”とはこちらの呼び名で、日本三稲荷のひとつ“竹駒神社”(宮城県岩沼市)のことです。
度々ここに書いていますが、飛蚊症がひどくなって作業も手につかず、思い立って出かけてきました。
20代の頃にこの街に住んでいました。
当時、突然右目が見えなくなり脳腫瘍の疑いがあると言われて、神頼みでお参りをしたことがあります。
ご利益があったのか、それとも半死半生で安静にしていたのが良かったのか、半月後に自然に快復しました。
もちろんお礼参り(怖いほうでは無いです)をしました。
鬱々としながら、急にそのことを思い出したのです。
11月1日、持参したのは、例によってデジカメと迷子札。
JR岩沼駅から歩いて竹駒さんに向かうと、途中に“二木の松”があります。
二木の松史跡公園と書いてある風情のある門を潜ると、こじんまりとした空間に休屋などがあり、芭蕉が「奥の細道」で詠んだ句碑があります。
“桜より松は二木を三月越シ”
あちこちに蜘蛛の巣が目立って、よほど訪ねる人がいないのでしょうか。
竹駒さんは門の改修中でした。
改めて御由緒を読むと、五穀豊穣・商売繁盛・交通安全・厄除けなどなどたくさん書いてありオールマイティーだったことに驚きました。
本殿の右側を潜ると、奥宮があります。
お参りの度に、ここの後ろの鬱蒼とした木を見上げるのが習慣でした。
大きくて静かで、気持ちがシンとなったものです。
今回久しぶりに訪ねて、意外に小さい木だったことに驚きました。
帰りは懐かしい道を通ってみました。
風呂屋さんに通う途中の武家屋敷風の塀もすでに無く、マンションが建ち並んでいました。
当時入浴代が23円、バカみたいにキッチリしかお金を持たずに出かけて、風呂屋さんの前でそのお金を下水に落としてしまったという情けない出来事を思い出しました。
もちろんいったん家に戻りましたが・・・真冬のことでした。
今回、街を歩くとやたら蜘蛛の巣が目に入ってきて不思議でしたが、それだけ緑の多い街と言うことかもしれません。
お参りより撮影するのがメインだったような半日でしたが、それはそれで気晴らしになりました。
「人間の適応力はそんなにヤワじゃない」と飛蚊症関連の掲示板に書いていた人がいます。
治ることは無いと言われている飛蚊症に、何とか慣れていかないと先へは進めないようです。
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