旬の花時計


過去記事一覧

  • 各カテゴリーページの
    最後をご覧ください。

月別・カテゴリー別バックナンバー

ブログ内検索


  • カスタム検索

参加ブログランキング

« アンディ・ウィリアムスの「ソリテアー」 | トップページ | 「オトコの子育て」「点と線」の高橋克典さん »

「ちりとてちん」~談志師匠の「芝浜」

ちりとてちん―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)

珍しくNHKの朝のドラマを観続けています。
「ちりとてちん」は、今までのように“時計代わり”にならない、内容の濃いドラマです。
毎週週末に泣けるパターンが続いていましたが、今週は月曜日から飛ばしています。
ヒロイン(貫地谷しほり)が落語家(渡瀬恒彦)に弟子入りし、両親(和久井映見・松重豊)が挨拶に来たシーン。
後ろには兄弟子4人が控えていて・・・。
とにかく一人一人のキャラが立っていて、特にお母さんに見事に笑わせられました。
たった15分の間に絶妙の駆け引きの演技が詰め込まれていました。
そしてきょうは、ヒロインの劣等感・予想と違う弟子生活からの不満爆発(?)シーンに泣かされました。
月曜日もきょうも、それを締める師匠のセリフが素晴らしかったです。
毎朝、楽しみです。

ということで、久しぶりに落語に目覚めてきたことを意識して落語の話を・・・。

昔、まだ東北新幹線が通っていなかった頃、夜行列車で上京したことがあります。
(当時の上京は一大事業でした)
目的は忘れましたが、用事を終えてから上野の鈴本演芸場へ行きました。
印象的だったのが、柳家小さん師匠。
かなり疲労していた私は、師匠の首の振りの滑らかさに眠気をもよおしてきました。
ところが師匠がこちらを見ているような気がします。
そういうわけも無く、たぶん客はすべて自分を見ているような気がしたのではないかと思いますが・・・。
だから、眠るに眠られず辛かった・・・というお話です。
名人とはこういう人なのだと思いました。

と、長いまくらの後ですが・・・
その後しばらく経ってのことだと思いますが、お風呂の中にラジオを持ち込んで立川談志師匠の「芝浜」を聴いたことがあります。
これがあまりに素晴らしくて泣けそうになりました。
特に、大晦日におかみさんがご亭主に嘘をついていたことを、言葉を振り絞るようにして詫びる場面・・・
辺りが物音ひとつしない静けさだったこともあって胸に沁みるようでした。
それ以来、だいぶ落語を聴きました(ラジオですが)し、師匠の「芝浜」を直接聴いたこともありますが、あの時の感動が又蘇ることはありませんでした。
私の感性が鈍ってきたのかもしれませんが・・・。
ホテルの大ホールなどで聴いたのが悪かったのか、それとも時期も良くなかったのでしょうか。
これからの時期、特に大晦日に聴くのが良いのかもしれません。

「芝浜」
酒飲みの魚屋が芝浜で大金の入った財布を拾います。
おかみさんはそれを夢だといい、働かないご亭主を諌めます。
真人間になって働き、店を持つまでになったご亭主に大晦日の夜おかみさんは本当のことを話します。
~落ちは、実際に聴いてみてください。~

   

↓現在品切れのようです。

ちりとてちん
連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)

ちりとてちん―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド) amazon
ちりとてちん 上 (1)
(NHK連続テレビ小説)

ちりとてちん 上 (1) (NHK連続テレビ小説)  amazon

ひとり会(5)
ひとり会(5) amazon         
ひとり会落語CD全集(5)
ひとり会落語CD全集(5) amazon

« アンディ・ウィリアムスの「ソリテアー」 | トップページ | 「オトコの子育て」「点と線」の高橋克典さん »

テレビ雑感」カテゴリの記事

amazon


スポンサーリンクⅠ


楽天


スポンサーリンクⅡ



無料ブログはココログ