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2007年12月

曽野綾子「戒老録」を読んで

さすがに大晦日、昼から雪が降り始めました。
穏やかな天気が続いていただけに驚いています。

先日、病院の待ち時間に曽野綾子さんの「戒老録」を読み始めました。
久しぶり(何十年ぶりか)なので、もちろん内容は覚えていないだけに新鮮な感覚がありました。

話は飛びますが、
転院して以来1年半、高血圧症でもないのになぜか血圧や脈拍が正常値になったことがありません。
先生が呆れているようで、それが又プレッシャーになっていきます。
原因は待合室兼廊下の照明が中途半端なせいだと、勝手に思っているのですが・・・。
暗めの照明の下で、それぞれの病気を抱えた人たちが静かに待っているのです。
絶望もあるだろうし、希望もあるだろうし・・・。
幸せなことに、私の場合は現在症状が落ち着いていますが、ジリジリして待つ患者への理解がもう少し欲しい、と通院の度に思っていました。
というわけで、ご意見箱に書いてみましたが、大病院ですからまず改善は無理でしょうね。

曽野綾子さんは「戒老録」を40歳から書き始めたようです。
小説を書き始めたのが10代といいますから、いつも私が思う“立ち上がりの早い若者”ということでそれだけでも尊敬をしてしまいます。
まして、40歳で老後についてですから・・・。

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一日一行文 [12月第6週]

柚子が1個湯舟にぷかぷか、大掃除の疲れも消えて思わず“ありがと”。 30日(日)

歳を重ねるごとに加速度を増して過ぎてゆく一年、きょうは大晦日。 31日(月)

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一日一行文 [12月第5週]

ガード下を潜り抜ける時、四画に切り取られた風景が解き放たれた瞬間が好きです。 23日(日)

頭痛で早寝をしたら、寝過ぎで腰痛になっている哀しさ。 24日(月)

朝焼けの空をバックに南天の実が揺れる。 25日(火)

いつもは無声映画のように見える電車、きょうはゴトゴトと音が響いてくる。 26日(水)

高血圧でもないのに転院後血圧も脈拍も正常値にならず、プレッシャーが積み重なっていく。 27日(木)

迷子札(病歴など記載)を持参しての散歩、文字通りの“老婆心” 28日(金)

暮れも押し詰まってからの大雨に苦手な大掃除への気持ちがそがれてしまった。 29日(土)

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きょうの「ラジオ深夜便」から

ラジオ深夜便」で亡くなった阿久悠さん作曲の特集をしていました。
それも“あまり売れなかったけれども、本人が気に入っていた曲”とのこと。
まったく聴いたことのない曲ばかりでしたが、印象的だった曲があります。

“世の中バカなのよ”というフレーズが繰り返される曲「世迷い言」。
作曲が中島みゆきさん(曲調が彼女らしい)歌が日吉ミミさん(懐かしい)
このフレーズが回文「よのなかばかなのよ」になっているのです。
遊び心が何とも楽しく感じました。
阿久悠さん、磨き上げた詩でたくさんの曲を残してくれたことを改めて感じています。

同じコーナーで、グラシェラ・スサーナさんの「唐街雨情」を何度か聴いていました。
綺麗な日本語でしっとりと歌い上げています。
70年代から活躍しているアルゼンチン出身の歌手ですが、代表曲と言えばやはり「アドロ」でしょうか。
懐かしく思い出していますが、今も日本で活躍している様子で何よりです。

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ドラマ「ハゲタカ」再々放送が終わって

昨日まで再々放送されていた「ハゲタカ」(NHK土曜ドラマ)が終わって、ドッと疲れが出ました。

毎日4時にはテレビに向かうために、バタバタして過ごした3日間でした。
録画のビデオやDVD、購入したDVDも持っているのに・・・。
これはどなたも書いていることですが、同じ気持ちの人たちと同じ時間を共有したいという一心でしたね。
視聴率が振るわなかった分、ハマった人たちの結束がより固くなっているのでしょうか。
私は、趣味趣向は一人一人違って当然と思っていますので、他人にモノを薦めたり押し付けたりするのが好きではありません。
その私が唯一事あるごとに薦めてきたのがこの作品でした。

今回セリフがとても聴きやすくなっていて修正したのかと思いました。
それで、前回、前々回のビデオを引っ張り出して比べてみましたが、同じでした。
私の耳が慣れてきただけだったようです。
逆光を使用しているシーンが多いと改めて感じて、窓ばかりに目が行ってしまっていました。

毎回、柴野(柴田恭兵)の真っ当さとか青っぽさ(いい大人に言う言葉ではありませんが)にそれこそ胸が“ヒリヒリする”感覚があったのですが、さすがに回を重ねると安心(?)して観るようにはなりました。
鷲津(大森南朋)の変わってしまったように見えて、芯が通ってブレていない感じを今回は強く感じました。

やっと余裕が出来たのか、今回は音楽がよく耳に入りました。
なぜか、絶賛されているサウンドトラックを購入していません。
第2話、鷲津とアランがサンデートイズ社を訪問し、社長が映っているテレビの前を横切って受付へ向かうシーン・・・
その時の音楽が珍しくラテン系(?)の明るい曲で素敵でした。
もちろん、ラストの映像とtomo the tomoの歌(エミリ・ブロンテの詞)ははずせませんが・・・。

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プレミアム10「加山雄三・古希を駆け抜けるミュージシャン」

 プレミアム10 「加山雄三・古希を駆け抜けるミュージシャン」
                     NHK総合テレビ 2007.12.21.放送

     ゲスト:高見沢俊彦(THE ALFEE)  谷村新司 星由里子 江原達怡

オープニングから、水上スキーに乗っているシーンがあって驚かされました。
今年70歳を迎えた加山さんのこれまでの人生と現在、発表されるアルバムへの思いなどが語られ、合間に歌も入るという1時間でした。
4月の誕生日にインタビューをしていたり、天気に恵まれている場面が多くて、かなり時間をかけて番組作りをしたようです。
さすがNHK!と、このところ「ハゲタカ」や「ちりとてちん」などで個人的には評価を上げているところです。

わかってはいたことですが、俳優・歌手であるとともに作曲・ピアノ演奏・船の操縦・そしてスポーツ万能などと多才なスターでしたが、今回はそれに料理と絵が加わりました。
特に、絵は59歳から始めてすでに1,000枚を超えているとか・・・。
どれだけの才能の持ち主、バイタリティーに溢れている人かと感心を通り越してしまいます。

特にファンというわけではありませんでしたが、映画好きでしたので彼の映画はよく観ました。
特に若大将シリーズ(1961年~1971年)はパターンが決まっていて(その後の寅さんシリーズのように)安心して気楽に楽しめました。
若大将が澄ちゃん(星由里子)と知り合って、青大将(田中邦衛)が横恋慕(古い!)して、様々なトラブルがあるものの最後にはスポーツで解決するという・・・。

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一日一行文 [12月第4週]

一睡も出来ずに朝を迎え、日差しを胸に受けてしばしまどろむ。 16日(日)

道に落ちていたネジ1個で「ハゲタカ」(NHKドラマ)を思い出す。 17日(月)

家々に咲いている花の名を思い出せずに目的地に着いてしまった。 18日(火)

街路樹の葉が落ちて、空が広くなっている。 19日(水)

すれ違う新幹線に見とれていたら、ブルドーザーが掘り起こしたばかりの土の匂いがした。 20日(木)

水溜りに映る青空を眺めているうちにノンちゃん(ノンちゃん雲に乗る)の気分になる。 21日(金)                                    

安物のマフラーが陽射しをいっぱい吸収して首の周りは万全の暖かさ。 22日(土)

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NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」再々放送

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 NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」全6回    公式サイト

                  本放送 2007.2.17.~3.24.
                  再放送 2007.8.19.~8.24.
                  再々放送 2007.12.22.~24.

 脚本:林宏司/音楽:佐藤直紀/演出:大友啓史
  原作:真山仁「ハゲタカ」「バイアウト」
 テーマ曲:詞 エミリ・ブロンテ 歌 tomo the tomo

 出演:大森南朋 柴田恭兵 松田龍平 栗山千明 宇崎竜童 
     大杉漣 富士眞奈美 中尾彬 田中泯 菅原文太 

・第33回放送文化基金賞のテレビドラマ部門「本賞」 受賞
・第33回放送文化基金賞のテレビドラマ部門「出演者賞」 受賞
                                (大森南朋)
・第44回ギャラクシー賞「優秀賞」 受賞
・マイベストテレビ賞グランプリ 受賞
・第6回放送人グランプリ「特別賞」 受賞
・国際番組コンクール イタリア賞 (シリーズドラマ番組部門)
                             最優秀賞 受賞
・アジア・テレビ賞 (シリーズドラマ部門)最優秀賞 受賞
・エランドール賞 「作品賞」「新人賞」(大森南朋) 受賞

明日(22日)から3日間(午後4時~)「ハゲタカ」が再々放送(BSを入れると4回目)されます。
時間的に難しいとは思いますが、1人でも多くの人に観てもらいたいものです。
あまり受賞歴などこれ見よがしに載せたくはなかったのですが、残念ながら本放送も再放送も視聴率が低くて・・・。
どんなかたちであれ、ぜひ観て欲しいと思っています。

結局、今年は「ハゲタカ」に明けて「ハゲタカ」に暮れる1年となりました。
本放送も再放送もビデオとDVDへ録画し、その上に販売されたDVDも購入してしまいました。
今回も観ながら録画することにしています。
再放送をする度に修正を重ねているという噂がありますので、油断(?)が出来ません。
某掲示板でのファンのコメントで知ることが多いのですが、さすがNHK!と思わせられるスタッフの並々ならないこの作品に対する思い入れを感じます。

いつも脇役で、少ないシーンで印象的だった大森南朋さんが主役それもNHKで、ということで気合を入れて観始めたドラマでした。
それが、すぐにドラマ自体に夢中になりました。
無駄な説明セリフなどが無い練り上げられた脚本、斜めや下から煽る撮影、ブルー色や逆光の多用、印象的な音楽(特に、気持ちが浄化されるようなラストの音楽)そしてベテランの俳優たちの熱演・・・。
どれを取っても、一時も目を話すことが出来ないドラマでした。

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トニー・ザイラーの「白銀は招くよ!」が聴こえる

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古い映画のポスターを整理していたら、その中にトニー・ザイラーの「ザイラーの初恋物語」(1957年)がありました。

午後になって作業が一段落し、青空が出てきて気持ちが良さそうなので散歩に出てみました。
大規模な再開発地域のため空き地が広がっていて、視野からはみ出るほどに新幹線や貨物列車などが見放題(?)の道です。
いつもなら頭を空っぽにして散歩が出来るのですが、きょうは勝手が違っていました。
頭の中に、というか耳元にトニー・ザイラーが歌う「白銀が招くよ!」(1959年)がエンドレスで聴こえてくるのです。

トニー・ザイラーと言って、今どれ位の人たちがわかるのでしょう。

       以下 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アントン(トニー)・ザイラー(Anton("Toni") Sailer, 1935年11月17日 - )は、オーストリア・キッツビュール出身のスキー選手・俳優。

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今朝の「ラジオ深夜便」から

今朝まで珍しく一度も起きないで眠っていられたけれども、それでもウトウトとしていた時。
ラジオ深夜便」(NHK)から聴こえてきたのは、中川志郎さん(日本動物愛護協会会長)の声でした。

“人間が動物と違うのは、知識や経験を他に伝えることが出来ること”

先日、チンパンジーの子供の記憶力が人間より勝っているとのニュースがあり驚いたものですがちょっとホッとしたりして・・・。
そして、こうして恥ずかしげも無く拙文を書いている私でも基本的なことは出来ているということで、重ねてホッとしたものです。
あとは、ウトウトしたままで聴き取れませんでしたが・・・。

きょうの誕生日の花は、サクラソウ科のシクラメン。
花言葉は、“内気なはにかみ” “理解”
シクラメンの英名「Sow bread」が和名「豚の饅頭」になった話は聞いていましたが、「篝火花」という和名もあり、九条武子の言葉から牧野富太郎が名付けたことを初めて知りました。
さすがにこちらの方がイメージとして湧きますし、綺麗な響きがあります。

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ラヂオの時間

   「ラヂオの時間」  製作:1997年/フジテレビ・東宝

    ラヂオの時間 スタンダード・エディション [DVD] 監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
音楽:服部隆之
撮影:高間賢治
主題歌:布施明

キャスト:
 唐沢寿明(工藤学:ディレクター)
 鈴木京香(鈴木みやこ:主婦)
 西村雅彦(牛島龍彦:プロデューサー)
 戸田恵子(千本のっこ:律子⇒メアリー・ジェーン)
 井上順(広瀬光俊:ハインリッヒ)
 細川俊之(浜村錠:寅造⇒マイケル・ピーター⇒ドナルド・マクドナルドに変更)
 小野武彦(野田勉:丸山神父⇒マルチン神父)
 並樹史朗(保坂卓:アナウンサー)
 近藤芳正(鈴木四郎:みやこの夫、ジョージ)
 モロ師岡(バッキーさん:構成作家。裁判官、被告人、副操縦士)
 梶原善(大田黒春五郎:効果マン)
 奥貫薫(永井スミ子)
 田口浩正(辰巳真:ミキサー)
 布施明(堀ノ内修司:編成部長)
 藤村俊二(伊織万作:守衛)
 梅野泰靖(古川清十郎:のっこのマネージャー)

 
 市川染五郎(最明治:副調整室スタッフ)
 桃井かおり(中浦たか子:DJ)
 佐藤B作(鴨田巌:中浦たか子の番組スタッフ)
 宮本信子(山崎ルミ子:清掃係)
 渡辺謙(大貫雷太:トラックの運転手)
          
            以上、出典:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
       

★一言コメント★
脚本家・三谷幸喜さんの映画監督デビュー作です。

★あらすじ★
深夜のラジオスタジオで、新米の主婦作家・鈴木みやこ(鈴木京香)のラジオドラマ「運命の女」の生放送が始まります。
本番直前に主演女優・千本のっこ(戸田恵子)が名前を変更して欲しいと言い出し、希望を受け入れたもののドラマの舞台も転々と変更になり、挙句の果てに共演者が勝手に名前を変更するなど次々に脚本が変えられ、その度に辻褄が合わない事態に陥っていきます。
生放送中なのに、出演者の我儘・スタッフの上司(西村雅彦・布施明)の調子の良さがスタッフの更なる混乱を招いて・・・。
そして、ラストまで変更される事態になって、みやこはスタジオに立てこもってしまいます。
そこまで、とにかく番組を無事終わらせることに必死だったディレクターの工藤(唐沢寿明)が彼女のため、自分たちの誇りのために一計を案じます。

★おすすめポイント★
・とにかく観て楽しんで欲しい作品です。
この楽しさを、言葉でどのように表現したらよいのかわかりません。
私は三谷幸喜さんの監督作品「みんなのいえ」も「THE 有頂天ホテル」も正直あまり笑えませんでした。
笑った後にすぐに冷静になっている自分がいて、なんとも自分としては盛り上がりに欠けてしまった作品でした。
この「ラヂオの時間」は、とにかく笑った後の自分の顔が次の笑いまでほころんだままだということが、今回良くわかりました。

・設定が生放送中なので、とにかくどんなアクシデントがあろうと続けていかなければならない状況です。
まして大勢の人間が関わっていれば尚更のことです。
その切羽詰った状況で必死に遣り遂げようとする中で起きるアクシデントが切なくもおかしさを生み出していきます。
元々舞台劇で、限られた場所の中で人間が右往左往する姿が密度が濃く逼迫感があります。
他人事でなく、結構手に汗を握る感覚を味わえます。

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木曜時代劇「風の果て」の俳優さんたち

「風の果て」オリジナル・サウンドトラック

木曜時代劇「風の果て」(NHK)を録画しながら何とか全8回を観終わりました。
ある藩の若者たちの壮年(老年)に至るまでの葛藤が、藤沢周平原作らしく淡々と描かれていてそれだからこそ印象に残るドラマでした。
出演した俳優さんたちも素晴らしかったです。
NHKはいつも俳優の使い方が贅沢で、それだけにどのドラマもはずれが無いような気がします。

最後は主席家老までに登り詰める桑山又左衛門役の佐藤浩市さん、この世代ではトップとも言えるほどの存在感がある俳優さんだと思っています。
主役にしては共感できる部分と嫌な部分が見え隠れする役でしたが、さすがといえるのでしょう。
もともと、タイトル「風の果て」に続く言葉が“尚、足るを知らず”で、出世欲のようなものは私にはどうも共感しにくかったのですが・・・。
それに、結局仲間である野瀬市之丞(遠藤憲一)にどんな形であれ援助をしてきたのは彼以外の仲間でしたし・・・。

佐藤浩市さんのデビュー作品(間違ってなければですが)を観ています。
若山富三郎さんが弁護士役を演じたNHKのドラマ「事件」シリーズで、犯人の10代の少年役でした。
このドラマは単純な事件物というよりも人間ドラマとして評判が高かったものです。
当時、2世俳優は珍しく思われていて注目されていましたが、その頃から父親(三國連太郎)とは一線を画しているような雰囲気がありました。
それでも、線が細くて今のような俳優になるとは想像していませんでしたが・・・。

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一日一行文 [12月第3週]

新幹線の車体が光り、穏やかな一日が始まる。 9日(日)

何の実か3個落ちないでいる。 10日(月)

血流に効くという耳たぶに触れてみて、あまりの薄さに驚く。 11日(火)

陽だまりの中の散歩、初めての道に気持ちが弾む。 12日(水)

来年のカレンダーと手帳を揃えて、すでに年越しの気分。 13日(木)

古家の庭に南天の実が鈴なり。 14日(金)

久しぶりに姉と電話でのおしゃべり、いつの間にか健康話に終始している。 15日(土)

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「風林火山」完走直前

きょうの「スタジオパークからこんにちは」(NHK)で「風林火山」山本勘助役の内野聖陽さんを観ました。
リラックスした素顔と役とのギャップに、俳優って(というより役者って)凄いなあと・・・。
自信の感じられる彼の表情を観て、語ることを聞いていると、俳優(役者)ってやりがいのある素晴らしい仕事なのだと、まるでねじ伏せられるように思わせられてしまいました。

ドラマ「風林火山」は今度が最終回。
大河ドラマを最後まで観続けるのは何十年ぶりかのことです。
何とか思い出そうしても「天と地と」(1969年・石坂浩二主演)しか思い出せません。
地元で、全国的にも大人気だった「独眼竜政宗」も7、8回ぐらいで挫折しています。
今回、なぜここまで観続けられたのか自分でも不思議だったのですが、内野さんの言葉で納得したことがあります。

“ケレン味のあるドラマにしたかった”とのこと。
“ケレン味”(後述)と言われて、自分の中にストンと落ちるものがありました。
(腑に落ちた・・・と書きたいところですが、表現方法として問題があるとも言われているので自粛)
よく現代風な解釈をして万人向けに作った時代劇がありますが、大河ドラマの場合長丁場ですから私などはすぐ飽きてしまって付き合いづらいのです。
歴史物や時代劇はやはり昔のことはわからないことが多いのですから、多少オーバーでも派手に“らしく”作った方が楽しめます。
それを演じるのがベテラン・新人問わず芝居巧者と言われる人たちであれば尚更のことです。

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「ガリレオ」久米宏さんに驚いて、思い出したこと。

ガリレオ」(フジテレビ)は唐沢寿明さんがゲストだった第1回のみしっかり見ていましたが、その後はほとんど環境ビデオ状態でした。
謎解き物なのに・・・。

今回(第9回)は最終回前ということで珍しくテレビに向かったのですが、前編ということで相変わらずボンヤリ眺めていました。
ラスト、福山雅治さんが背中越しに画面外の声と会話するシーンがあって、“ずいぶん思わせぶりだなあ。どんな大物のゲストなんだろう”と思っていました。
カメラが切り替わったら久米宏さんなのでかなりの驚きがありました。
後で調べてみたら、ゲスト出演は事前に知られていたことのようです。
声でわからなかったのが不思議です。
久米さんの声は張りがあってかなり特徴がありますから、あの声は吹き替えだったのではないかといまだにうがった見方をしていますが・・・。
来週は、俄然楽しみになってきました。
ただ、どの程度の演技が出来るのでしょうか。
イチロー選手と同じようにとは言いませんが、観ていてハラハラしない程度のものであって欲しいと願っています。

久米さんが「ニュースステーション」のキャスター当時に忘れらない場面がありました。
石原裕次郎さんが亡くなった当時の「ニュースステーション」でのことです。
1時間ちょっとの番組のほとんどにその関連のニュースを流していました。
私も裕次郎ファンでしたが、若い頃の彼という限定的なものでしたのでどこか冷静に観ていたところもありました。
当然のことですがその日のニュースはそれだけではありません。
久米さんが次のニュースへどう切り替えていくのか、どこか冷静に好奇心(意地悪?)も含めて観ていました。

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新垣結衣さんの「オールナイトニッポン」

真夜中に、ラジオで新垣結衣さんの「一夜限りのオールナイトニッポン」を聴いてしまいました。
いつもは耳鳴りをごまかすためにNHKの「ラジオ深夜便」を聴いているのですが、お休み(たぶんメンテナンスのため)の上になかなか眠れずしかたなく民放に切り替えました。

新垣結衣さんの映画もドラマも歌番組も観たことがありません。
ただ、お菓子のCMで元気に弾けているのが印象に残っていました。
番組では、可愛いくて耳に心地よい声できちんとした話し方をしていましたし、歌も心地よく聴くことが出来ました。
アルバムの話、テレビ「ミュージックステーション」でのCoccoさんとのエピソードなど自然体で話す様子に好感を覚えました。
前向きな姿勢と自信が垣間見えたものです。

いつも思うのですが、若い人の素早い立ち上がり(目標を決めて達成していく姿勢)に感心するばかりです。

次の番組に出てきたのが大泉洋さん。
騒々しくて何を言っているのかわからないのですが、何となく好きなものですから付き合ってしまいました。
おかげで一睡も出来ず、今日一日大変なことになりそうです。

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「ウチくる!?」の小朝師匠

昼にたまたま「ウチくる!?」(フジテレビ)の後半を観ました。
ゲストが林家いっぺい師匠で、最後にゆかりのゲストとして出演したのが春風亭小朝師匠。

いっぺい師匠が小朝師匠に心酔している様子はよく見て取れましたが、感動したのは最後の手紙の場面でした。
小朝師匠は亡き林家三平師匠の手紙の代読と言う形で読み上げていました。
内容は林家のひとりひとりに宛てたもので、最後は小朝師匠に頼るようにと結んでありました。
三平師匠の思いが小朝師匠の言葉で伝わってきましたし、それ以上に(本人が書いたものだから当然と言えば当然なのですが)その小朝師匠の林家と家族に対する思いが伝わってきてつい泣かされてしまいました。
当然、いっぺい師匠はボロボロ泣いていましたが・・・。

最近離婚した小朝師匠。
本当の事情など誰にもわからないことですが、泰葉さんの気持ちもわかるような気がしましたし、それを受け入れた師匠の器の大きさも感じました。
その上でのこの手紙でしたから、本当に彼は林家の人々と落語を大切に思っているのだなと思わせられました。

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一日一行文 [12月第2週]

冬越しを前に、丸々と太った雀が忙しそう。 2日(日)

今朝の体調の悪さが三日前の疲れのせいとやっと気がついて、ホッとしたものの
笑えない。                                     3日(月)

月から見た地球”に似た空の青さと雲の流れにしばし見とれる。 4日(火)

南天の実が激しく揺れて一瞬止まる、風の通り道。 5日(水)

久しぶりに読書に挑戦したが飛蚊症は二重にメガネをかけているようなもの、
もどかしい。                                    6日(木)

のど飴、ジュース、ジャム、ヨーグルト、気がつけば回りは目に効くという紫一色。
                                           7日(金)

朝の光の中、流れる雲に逆らうように一直線に飛ぶヘリコプターを見た。8日(土)

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今週の「相棒」を観ていたら・・・

テレビドラマ「相棒」(テレビ朝日)を毎週観ています。
今週は、第7話“空中の楼閣”。
出版界から有害物質の汚染、そして意外な結末と相変わらず中身が濃くて面白いドラマでした。
毎回ある映画公開予告編も趣向を凝らしていて楽しませてくれます。

売れっ子の小説家(村上淳)が高層のマンションから外を眺めて
「いいもんだよ。こうやって世の中を見下す(みくだす)のは・・・」
杉下右京(水谷豊)「見下ろす(みおろす)のでは?」
「見下ろして(みおろして)いるうちに、見下す(みくだす)ようになるんだ」
                            → 映画「第三の男」観覧車のシーン

同じく、小説家のセリフ
「世の中には2種類の人間がいる。人を見下すやつ、人から見下されるやつ」
 ↓
「誰かが言った。
人生の悲劇は二つしか無い。
ひとつは金の無い悲劇、そしてもうひとつは金のある悲劇」  
                 “NHK土曜ドラマ「ハゲタカ」冒頭のナレーション” より

ついつい連想してしまうのはテレビの観過ぎでしょうか。  

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野球「北京五輪アジア地区最終予選」の中継を観て

久しぶりにこの3日間はテレビで野球の試合を観ていました。
子供の頃からの野球ファンだったのに、いつの間にか観なくなってしまって・・・。
多分イチロー選手がメジャーリーグに行った頃からでしょう。

選手は、去年のWBCに出場した選手以外まったく知らない顔ばかりでした。
監督・コーチ陣(星野・田渕・山本・大野)だけ知っているというオールドファンになります。
西武ファンだった時にピッチャーとして活躍していた、郭泰源さんが台湾の監督と知って驚き懐かしく感じました。
あの頃と変わらないままでした。
コーチの山本浩二さんは変わりすぎていてしばらくわかりませんでしたが・・・。

昨日の台湾戦は結果的には10対2の大勝でしたが、6回までは戦っている人たちはもちろんでしょうが観ている側も苦しいゲームでした。
彼らが背負っているプレッシャーを痛いほどに感じました。
ワンヒットで必死の形相でのガッツポーズ、力の入るハイタッチなど、プレッシャーを跳ね返そうとしている並々ならない選手の気迫が伝わってきました。

あらゆる角度から選手の表情やVTRを観せてくれた撮影も素晴らしかったです。
うちはまだ地デジでは無いのに、臨場感がありました。
宮本選手の土が盛り上がるスライディング、稲葉選手の膝へのデッドボールなど、目が離せないシーンが続き、VTRがスローモーションで繰り返される度に感動していました。
今や球速や球種が瞬時に出てくる、ということにも驚かされました。
LIVEとVTRの境目がよくわかりませんでしたが、とても引き付けられる中継でした。
テレビ朝日は開局50周年ということで、本当に気合が入っていますね。
ただ、申し訳ないですが、(スマップのファンですが)中居正広さんや応援団と化してしまった解説陣は要らなかったような気がして、時々無音にして観ていました。
バレーボールも好きなのですが、あの試合前のイベントは個人的には要らないですね。

北京オリンピックへの参加が決まってスッキリしたせいか、終わってみたら映像の素晴らしさが一番印象に残ってしまいました。

椿三十郎

    「椿三十郎」 製作:1962年/黒澤プロ、東宝

       椿三十郎<普及版> [DVD] 監督:黒澤明
原作:山本周五郎
脚本:菊島隆三・小国英雄・黒澤明 
撮影:小泉福造・斎藤孝雄
音楽:佐藤勝
美術:村木与四郎

    キャスト:
     三船敏郎 (椿三十郎)
     加山雄三 (井坂伊織)
     平田昭彦 (寺田文治)
     田中邦衛 (保川邦衛)
     土屋嘉男 (広瀬俊平)
     仲代達矢 (室戸半兵衛)
     小林桂樹 (見張りの侍)
     入江たか子 (睦田夫人)
     団令子 (娘・千鳥)
     清水将夫 (菊井・大目付)
     志村喬 (黒藤・次席家老)
     藤原釜足 (竹林・国許用人)
     伊藤雄之助  (睦田・城代家老)

★一言コメント★
黒澤明監督の傑作娯楽時代劇です。
リメイク版(織田裕二主演)が公開されたということで、記念(?)に観てみました。

★あらすじ★
椿三十郎(三船敏郎)は上役の不正を暴こうとする9人の若侍(加山雄三ら)と知り合い、彼らの頼りなさについ味方をすることになります。
正義だけで突っ走る若侍たちを助けて、凄腕の剣と知略を駆使しながら誘拐された城代家老たちを救い出すために奔走します。
ことが解決して向かえたのは、敵側の用心棒室戸(仲代達矢)との決闘・・・。

★おすすめポイント★
・この作品は、「用心棒」(1961年)とともにリアルタイムで観ています。
そのことに驚くとともに、ちょっと自慢かもしれません。

・「用心棒」は殺伐として、特にジェリー藤尾さんが腕を切られるシーンがショックでさすがに引いてみていた記憶があります。
盗作騒動(マカロニ・ウエスタン「荒野の用心棒」)などもあり、とにかく話題が多かった作品でした。
作品的には「用心棒」の評価の方が高かったような気がしますが、個人的には「椿三十郎」のユーモア溢れる感覚が好きでした。
今回もビデオを観始めてすぐに、自分の顔がほころんでいるのがわかりました。

・三船敏郎の圧倒的な存在感は素晴らしいです。
モノクロなので、登場シーン(お堂の中で、若侍たちの会話を耳にして登場)が「第三の男」のオーソン・ウェルズのようでした。
若侍が9人なのに、それを一人で上回る圧倒的な存在感・・・。
織田さん、大丈夫でしょうか?
余談ですが、織田さんは注目している俳優の一人ですから評価が気になります。

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一日一行文 [12月第1週]

小春日和のひととき、まもなく訪れる厳しい寒さを忘れる。 1日(土)

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