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ドラマ「ハゲタカ」再々放送が終わって

昨日まで再々放送されていた「ハゲタカ」(NHK土曜ドラマ)が終わって、ドッと疲れが出ました。

毎日4時にはテレビに向かうために、バタバタして過ごした3日間でした。
録画のビデオやDVD、購入したDVDも持っているのに・・・。
これはどなたも書いていることですが、同じ気持ちの人たちと同じ時間を共有したいという一心でしたね。
視聴率が振るわなかった分、ハマった人たちの結束がより固くなっているのでしょうか。
私は、趣味趣向は一人一人違って当然と思っていますので、他人にモノを薦めたり押し付けたりするのが好きではありません。
その私が唯一事あるごとに薦めてきたのがこの作品でした。

今回セリフがとても聴きやすくなっていて修正したのかと思いました。
それで、前回、前々回のビデオを引っ張り出して比べてみましたが、同じでした。
私の耳が慣れてきただけだったようです。
逆光を使用しているシーンが多いと改めて感じて、窓ばかりに目が行ってしまっていました。

毎回、柴野(柴田恭兵)の真っ当さとか青っぽさ(いい大人に言う言葉ではありませんが)にそれこそ胸が“ヒリヒリする”感覚があったのですが、さすがに回を重ねると安心(?)して観るようにはなりました。
鷲津(大森南朋)の変わってしまったように見えて、芯が通ってブレていない感じを今回は強く感じました。

やっと余裕が出来たのか、今回は音楽がよく耳に入りました。
なぜか、絶賛されているサウンドトラックを購入していません。
第2話、鷲津とアランがサンデートイズ社を訪問し、社長が映っているテレビの前を横切って受付へ向かうシーン・・・
その時の音楽が珍しくラテン系(?)の明るい曲で素敵でした。
もちろん、ラストの映像とtomo the tomoの歌(エミリ・ブロンテの詞)ははずせませんが・・・。

「2ちゃんねる」を覗くことになったのもこのドラマのおかげです。
これまでは、怖くて覗けませんでした。
いざ覗いてみれば、あくまでスレしだいということが良くわかりました。
「ハゲタカ」のスレはほとんど真面目な書き込みだけです。
熱く語り、その洞察力・知識力(経済関連)の深さにずいぶん教えられることも多かったものです。
こだわった討論も多かったのですが、そのひとつに第3話の入札終了後のアランの英語のセリフがありました。
“アイアンオックス社が降りたぞ!○○○!”の○○○は何と言っているのか?
私などには“カラフリディ”としか聴こえませんでしたが・・・。
様々な意見が熱く飛び交い、収拾出来なくなった状態で最初に質問をした人がNHKに問い合わせたりしていました。
どのように着地したのかは覚えていませんが、NHKからは時間がかかってもきちんと返事があったようです。
今は静かになっていて寂しく感じていましたが、今回の再々放送で又盛り上がってきたようです。
他のブログなどを読んでも感じましたが、何より新しく観て下さった方がいるのが嬉しいですね。

2ちゃんねるで「ハゲタカ」「飛蚊症」そして「ちりとてちん」はよく覗いています。
それにしても「ちりとてちん」のスレは凄いです。
一つのスレ(1,000件)が一日と持たないのです。
それだけでも、視聴率と作品の質・話題性は関係ないことがわかります。

アマゾンを覗いたら、ドラマ部門DVDの売上げが2位(全体では30位)でした。
数日前は確か1万位台だったのですが・・・。
誰かの書き込みに“この再々放送がNHKのDVD販売のCMだったのだ”とあり、笑ってしまいました。

この1年、おかげさまで充実した時間を持てました。
感謝、感謝です。

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