NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」第1回
NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」第1回(鬼面の老女)
2008年1月17日放送
公式サイト
原作:大仏次郎/脚本:古田求/音楽:服部隆之/演出:野田雄介
キャスト:野村萬斎(小野宗房・倉田典膳・鞍馬天狗) 石原良純(桂小五郎)
緒形直人(近藤勇) 京野ことみ(白菊姫) 杉本哲太(土方歳三)
羽田美智子(幾松) 村井国夫(小野宗行)
★一言コメント★
子供の頃の憧れのヒーローがどのような形で現れるのか、楽しみにしていました。
★あらすじ★
勤皇と佐幕の対立が激しい動乱の幕末の京都。
幼い頃に父を殺された公家の嫡男である小野宗房(野村萬斎)は、浦部甚太夫(苅谷俊介)の世話で鞍馬の山奥で武術の鍛錬をしていました。
父を暗殺したという叔父の小野宗行(村井国夫)に会いに行きますが、逆に宗行から命を狙われるのを宗行の娘・白菊姫(京野ことみ)に救われます。
宗房は、長州藩士で勤皇の志士の桂小五郎(石原良純)が、新選組局長の近藤勇(緒形直人)や副長の土方歳三(杉本哲太)ら新選組隊士に追われているところを助けます。
そして宗房の父の元屋敷が鬼面の老女が住みつく化け物屋敷になっていることを聞かされ、桂といっしょに屋敷へ向かいますが…。
★おすすめポイント★
・萬斎さんが語ったとおり、子供からお年寄りまで楽しめる単純明快な時代劇でしたね。
あんなに夢中になって読んだはずなのに、原作に幼少の頃のエピソードも描かれていたのかどうかさえ記憶にありません。
12日の土曜スタジオパークで、原作では小野宗房と鞍馬天狗は別人とのことでしたが、そういうこともすっかり忘れてしまっていました。
だから逆に新鮮だったかもしれません。
ブルー色の映像があったり、斜めの撮影があったりと、「ハゲタカ」を思い出して笑ってしまいました。
シーンが変わる部分に短い暗転があって、昔の時代劇映画を思い出したりして何となく嬉しくなりました。
・野村萬斎さん
あの張りのある声を抑え目にして、殺陣も綺麗でさすがだと思いました。
頭巾は、土スタで“イカ”を連発していたことを思い出して笑えてしまいました。
・緒形直人さん
昨日(17日)の「スタジオパークからこんにちは」を観て、ずいぶん印象が変わりました。
「北の国から」に出演していた頃のイメージをずっと持っていましたから・・・。
寡黙な人かと思っていましたが、40歳の落ち着きと自信を見せていました。
節目がちになるとお父さん(緒形拳さん)に似ていることに驚きました。
寺尾聡さん(お父さんは宇野重吉さん)もそうですが、若い頃はまったく似ていないのに歳を重ねると驚くほど似てくるものなのですね。
緒形さんが前厄、萬斎さんが本厄、杉本哲太さんが後厄という話をしていましたが、ドラマを観ている最中に思い出して、やはり笑えました。
お父さんの影響で美術に関心が深いようですが、以前そのお父さんの書を観て(NHKの朝の番組で)感動したことを思い出しました。
・服部隆之さん(音楽)と羽田美智子さん
テレビドラマ「それが答えだ!」(1997年・フジテレビ)の音楽担当者と出演者です。
好きなドラマなので、名前を観てしまうと避けて通れません。
服部さん、「のだめカンタービレ」でもお見かけしたわけですが、大変な売れっ子でどうしてこう次々に仕事がこなせるのか、他人事ながら不思議な気がします。
羽田さんは、ベタベタ感が無くて好きな女優さんです。
今回の幾松役は、粋と明るさがとても似合っていて、出演シーンは短いのかもしれませんが楽しみに観ていこうと思っています。
・そういえば、杉作は登場するのでしょうか?
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