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ハタキと若い女優さんと露伴の教え

今朝、掃除をしていて思い出したことがあります。
ちょっと前ですが、テレビのインタビューでの若い女優さんのことです。
その女優さん、掃除が好きで「ハタキをかけて・・・」と話し始めたところ、年上と見られる女性アナウンサーが「えっ」と反応して話の腰を折りました。
観客も少し入っていたのですが、その場の空気の微妙な感じが画面からも伝わってきました。
女優さんの方こそ「えっ」という感じで、アナウンサーに対しても観客に対しても何度か「使いますよねッ」と訴えるかたちになりました。

話はその後「ハタキをかけて掃除機を使って・・・」と当たり障り無く続けて終わりましたが、彼女としてはしこりが残っただろうなあと思いました。
何しろ、私もいまだにハタキを使っていますから・・・。
そして最近までみんなも使っていると思っていましたから・・・。
ちょっと早くそのことに気がつかされた身としては、届くものなら「使っていますよ」と言ってあげたかったくらいです。
それにしても、懸命に語っていた女優さん、名前を忘れてしまって申し訳ないのですが、お母さんとかおばあさんとかに良い躾をされたのだろうなあと思ったものです。

ハタキを使う度に必ず思い出すことがあります。
文豪幸田露伴は、娘の随筆家幸田文に対しての躾が厳しかったようです。
その中で、ハタキについては“障子の桟などをパタパタかけるのではなく、なぞるように使う”という教えがありました。
要するに今使われている小さなモップのような物(使っていないので名前を思い出せません)と一緒ですね。
相変わらずハタキを使い続けている私ですが、使う度に露伴の教えを嫌でも思い出してしまい、パタパタしてはなぞったりといつも中途半端な掃除をしてごまかしています。

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