「未来講師めぐる」の脚本家宮藤官九郎さん
「未来講師めぐる」(テレビ朝日)は、こちらでは1週遅れの放送のようです。
宮藤官九郎さんの脚本とのことで、夜中の放送の第1回と第2回を録画して観てみました。
宮藤さんの作品はそのテンポとセリフに付いて行くのに、結構気合が必要なのは辛いところです。
面白いとは思ったのですが、「吾輩は主婦である」(2006年・TBS)のようなワクワクする楽しさを感じることは出来ませんでした。
何より、「吾輩」はお昼の放送ということでかなり対象を意識しての作品作りだったのでしょうし・・・。
主人公めぐる(深田恭子さん)もおじいさん(地井武男さん)も満腹になると20年後の未来が見えるという設定ですが、地井さんの「ぶらり途中下車の旅」風のシーンが挿入されたり、塾長のかつらや塾名などの小ネタシーンがいっぱいで、この空気感がわかる人にはより楽しいのだろうなあと思いつつ観ていました。
おじいさんやハチャメチャな生き方をしているお父さん(船越英一郎さん)には人生を感じさせて、塾の仲間はギャグ専門という感じで、それは狙いなのでしょうか。
私の中では二極に別れてしまうのですが・・・。
第2回で何とか深田恭子さんに慣れてきましたが、申し訳ないですが、別の女優さんならどうなのだろうと考えてみました。
例えば、最近気になっている香椎由宇さん。
少し暗めで大人っぽい彼女なら、別の面白さがあったかもしれないと思うのですが・・・。
「吾輩」では斉藤由貴さん・竹下景子さんがはじけてイメージを変えていましたしね。
宮藤さんの作品で、評判だった「木更津キャッツアイ」(2002年・TBS)や「タイガー&ドラゴン」(2005年・TBS)もチラッと観てみたもののハマれずじまいでした。
逆に、俳優として出演した映画「福耳」(2003年)やテレビドラマ「蝉しぐれ」(2003年・NHK)の方が強く印象に残っています。
それなのに、宮藤さんの作品にこだわってしまうのには理由があります。
宮藤さんの実家と私の実家は歩いて5、6分の距離にあります。
もちろん世代が違うため、逢ったことはありませんが・・・。
いわゆる有名人の不毛の地と長いこと思っていたものですから、結構自慢だったりします。
彼が去年だったか「おしゃれイズム」に出演した時のお話が楽しかったものです。
地元の成人式に招待された時のエピソード。
例によって式は荒れているだろうと、それならば先に荒れてやろうと思って奇抜な格好をして訪ねたようです。
ところがまったく荒れていなくて、その格好で真面目な話を延々とすることになり恥ずかしかったとのこと。
彼のおしゃべりの楽しさとともに、故郷がまだまだ純朴さを残していることを感じて嬉しかったものです。
「未来講師めぐる」については、他の方の感想を読むと“クドカンの面白さは最初だけではわからない”とのことでしたから又観てみようかと思ったりもしています。
それにしても「のだめカンタービレ」への挑戦よりも、エネルギーが要りそうです。
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