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プレミアム10「チャップリン世紀を超える」

    プレミアム10「チャップリン世紀を超える」

                          NHK総合テレビ 2006.11.13.放送(90分)

チャップリン・その素顔と未公開映像

長文になります。
私にとっての映画の原点はチャップリンにあったことに気づかされましたので・・・。

録画したまま今まで観ていなかったビデオです。
“アウアトテイクスに探るチャップリンの進化” “「独裁者」6分間演説の謎”の2部構成になっています。

導入部は、30年ほど前にイギリス・ロンドンでチャップリンの初期短編のアウトテイクス(未使用フィルム)400巻ほどが発見されたことから・・・。
彼は秘密主義でそれを燃やすように支持したところが、コレクターの手に渡り世界を転々として現在に至ったようです。
そのフィルムには、転ぶだけのシーンを何度も繰り返していたり、考えに考えて設定をまったく変更したり、と彼の完璧主義がわかるような様子が映っていました。
「移民」(1917年)で船が揺れるシーンは、カメラに振り子をつけて揺らしたという面白いエピソードも・・・。
このフィルムを観た人は世界で(この時点で)3人とのことでしたが、その1人が大野裕之さん。
以前に教育テレビの番組で観たことがありますが、こんな若い人がチャップリン研究家として未来に伝えていってくれるのかと思うと嬉しい限りです。
それにしても、世界にチャップリン研究家がたくさんいることにも驚かされました。

ナビゲーターは伊武雅刀さん、あの声で少々大仰かなとは思いましたが、何しろチャップリンを語るわけですから仕方が無かったかもしれません。
時代劇の斬られ役者福本清三さんが“さん”付けでチャップリンへの思いを語っていたのが印象的でした。

チャップリンがガンジーから「英国の機械による大量生産がインドの経済を支配し、人々を苦しめている。素朴な暮らしの中にこそ本当の幸せがある」と言われ、それが「モダンタイムス」へと繋がっていったようです。

「独裁者」の歴史に残るラストの演説シーン・・・
彼がヒットラーと同じ年齢(1889年4月生まれ)ということは知っていました。
同時代にあれだけの批判をしたことは凄いことだとは思っていましたが、細かいことは今回初めて知りました。
1933年ヒトラーが首相に就任した時には「モダンタイムス」を製作中で、その後ヨーロッパがナチスドイツに侵攻されていって、1940年6月にフランスが降伏させられた時、まさにその日にラストシーンの撮影が行われたようです。

最初の台本は「兵士が武器を置いて踊る」となっていました。
「中国大陸では、日本軍が落下傘でおもちゃを落とす」というシーンもあったようです。
兵士がダンスを踊るシーンの撮影現場が、彼の兄(シドニー・チャップリン)の撮影したビデオ(それもカラーで)に残っていました。
スタッフに向かって怒っているシーンなどもあります。
結局彼は、作家のスタインベックなども参加した演説台本を採用しないで、そして築き上げたキャラクターも捨てて、彼自身の言葉で話すシーンを選んだのです。
アメリカのナチス支援団体や配給会社からのプレッシャーなどがありながらの決断だったようです。

完成した「独裁者」の評判は良くなく、大戦終了後も世情不安な時代に赤狩りなどで結局彼は追われるようにアメリカを後にします。
その後年月を経て、1972年のアカデミー賞特別賞受賞のニュースを観ることになります。
様々な思いのこもるハリウッド映画関係者の大きな拍手に迎えられ、嬉しそうに帽子を手品風に操ってみせる老いたチャップリンがいました。
亡くなったのがその5年後の1977年のクリスマスの日、88歳でした。
その日、偶然にも私は映画館で「放浪紳士チャーリー」(ドキュメンタリー映画)を観ていました。

1969年の最後の台本「フリーク」のことも初めて知りました。
台本にはイラストがあり、翼を背負った少女が描かれています。
“自分と異なる者を受け入れる大切さ”を表現したかったのではないかとのこと・・・。
次女のジョセフィンに語ったと言う言葉
「人間とは優しい生き物。風が吹いてお前の帽子が飛ばされても、きっと誰かが拾ってくれるものだろ」
そして、残された言葉「I STAND ALONE」
何物にも屈服せず、自分の生き方を通した彼らしい言葉です。
そう言えば、「人生に必要なものは、希望と勇気とほんの少しのお金」というセリフもありました。

1970年代、「ビバ!チャップリン」シリーズとして彼の作品が再公開され、大変な人気でした。
現在のようにDVDなどがあるわけではありませんから、1つの作品毎に何度も映画館に通ったものです。
自由・愛・夢・平和など、そして孤独・貧苦・不平等など、思い返せばみんな彼の映画から学んだような気がしています。
配給会社東宝東和の感想文募集に入選して、賞金1万円が届いた時には嬉しくて部屋の中を飛び回ったことを覚えています。
この頃、まだベトナム戦争は終わっていませんでした。

番組では、ベトナム戦争・米国同時多発テロの映像も流れました。
俳優の小林桂樹さんは戦時中と60年後のこの時に「独裁者」を観ていますが、とても印象的なコメントを述べています。
「今観ても新鮮で古い感じがしない。ということは時代は変わっていないのではないか。進歩が無いといえるのかもしれない。同じような過ちをしては元へ戻って、又繰り返す」

時々CMなどで流れる「スマイル」や「テリーのテーマ」をチャップリンが作ったということは案外知られていないのではないでしょうか。
彼の音楽には優しく暖かいメロディーが多いのです。
本当に久しぶりに「チャップリンの伯爵夫人」のサントラ盤のレコードを引っ張り出して、聴いてみました。

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製作・脚本・監督:リチャード・シッケル(映画評論家)、編集:ブライアン・マッケンジー、共同製作:ダグ・フリーマン
【キャスト】
チャールズ・チャップリン、ウディ・アレン、マーティン・スコセッシ、ジョニー・デップ、リチャード・アッテンボロー、ロバート・ダウ二ーJr.、ミロス・フォアマン、クレア・ブルーム、ジェラルディン・チャップリン、シドニー・チャップリン、マイケル・チャップリン、マルセル・マルソー、シドニー・ポラック(ナレーション)他             
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