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はつ恋

       はつ恋 「はつ恋」   製作:2000年/東映配給

監督:篠原哲雄
脚本:長澤雅彦
撮影:藤澤順一
音楽監督:久石譲
キャスト:田中麗奈(会田聡夏)
      真田広之 (藤木真一路)
      原田美枝子 (会田志津枝)
      平田満 (会田泰仁)
      佐藤允 (白川雪松)

★一言コメント★
主人公に関わる大人たちを素敵に感じた映画でした。

★あらすじ★
高校生の聡夏(田中)は突然入院した母・志津枝(原田)の古いオルゴールの中から、手紙を見つけます。
母が24年前に初恋の相手に渡さなかったラブレターでした。
自分も初恋に破れたばかりの聡夏は、母の初恋の相手を捜します。
その相手は、今は落ちぶれた中年男性(真田)になっていました。

★おすすめポイント★
・何となく気になって録画したまま放っておいた作品でした。
どうして気になったのか、ということが気になって(ややこしいですが)ちょっとだけのつもりで観てみました。

・オープニングは、画面いっぱいにベンチと女の子の後ろ足。
公園らしき場所のベンチに腰掛けている女の子の足を後ろから撮影しているシーンでした。
カメラが移動し、暗めな画像の中で少女が一人つぶやき、脇には赤いカバンだけが浮き上がって見えます。
立ち上がって何かをゴミ箱に捨て、歩き出すそばには小さな水たまり。
少女が見上げる曇り空に葉の無い木の枝が集まり、その空間にタイトルが入ります。
好きな導入部で、それだけで観続けようと思ってしまいました。

・ヒロインの田中麗奈さん
「ドラッグストア・ガール」(2004年)を観ていますが、そういえばこれも周りは中年男性たちでした。
正直、この女優さんの魅力がよくわかりませんでした。
若いのに無表情な感じで、そこが一つの魅力なのかなとは思っていました。
この「はつ恋」では年齢的にピタリとはまったのか、この時代の多感さとか未熟さとかが伝わってきて、とても自然な感じがしました。

・父親役の平田満さん
余命が無い妻・志津枝(原田)のためにペアの湯飲みを買ったり、壊れたオルゴールを修理したり・・・。
娘との距離感に戸惑っていて、遅い帰宅につい手が出てしまったり、と無口で不器用な父親役です。
妻を失う哀しさが静かに伝わってきて、淡々としたこの映画に良く似合っていました。
「ボクらの時代」で、笠智衆さんを目指していると知ってから俄然注目をしています。

・母親役の原田美枝子さん
若い頃の印象は薄かったのですが、「北の国から」(1981~2002年)の頃から地味だけど柔らかな印象で、素敵な存在感のある女優さんになっていました。
この作品でも、切ないほどに優しさに溢れています。

・母親の初恋の相手藤木役の真田広之さん
落ちぶれていて無精ひげでも格好良過ぎな気がしました。
聡夏が彼を捜し当ててからは、何とか立派な大人として母と逢ってほしいと奮闘するコミカルな展開となります。
少女が大人を振り回しているようでいて、あえて振り回されてやっているという感じでしょうか。
藤木は結婚生活が破綻していて娘とも逢えない状況にいますが、聡夏に付き合っているうちに「思いだけでは伝わらない。一歩踏み出さないと見えないことがある」と自分に帰ってくるような言葉を吐きます。

・思い出の“願い桜”の前で二人を逢わせようと奔走する聡夏。
それに乗るように思わせながら、藤木は病院の志津枝を訪ねていきます。
さりげない再会、そして笑顔の別れ・・・その後の志津枝の涙。
藤木は子供のいる北海道へ行くと思われます。
少ないセリフにしみじみとし、大人同士のシーンに安心感を覚えました。

・夜中にいなりずしを持ってきてプロポーズした父とのエピソードなど、娘にはわからない母の幸せ。
それぞれに別の人生を歩いて時間がたって、大切なモノが変わっているのです。
時間が流れてしまった大人の思惑を推し測ることが出来ない、少女の浅はかさ、微かな残酷さ、そして痛ましさ。
それでも、大人の配慮で聡夏に付き合う大人たち。

・夜、病院を抜け出して“願い桜”の元へ向かう娘と母。
娘は直前まで自分の筋書き通り藤木が来るものと思っています。
そして、駆けつけてくれた父と3人での満開の桜の下での写真撮影。

・ラストは、満開の桜並木・・・
明るい陽射しがそそぐ家の中には母の写真、花見用の弁当などがあり、大人びて見える聡夏がいます。
そして、画面の外からは父親と恋人(?)の声。

・“願い桜”を捜しに行った時以来、桜の様子を知らせてくれていて最後は再会のセッティングまで協力してくれる運転手役で佐藤允さんが出演しています。
強面だった佐藤さんが優しい運転手さんで、何とも懐かしく嬉しかったものです。

・それにしても、原田さん、真田さん、平田さん、そして佐藤さんとヒロインの周りを固めた俳優さんがとても素敵で、大人の余裕を感じさせられた作品でした。

はつ恋
はつ恋
ドラッグストア・ガール デラックス版
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