閑話休題:「鶴瓶の家族に乾杯」の筒井道隆さん
14日と21日の「鶴瓶の家族に乾杯」(NHK総合テレビ)のゲストは筒井道隆さんでした。
この番組は、さだまさしさんが出演していた当時に観ていただけで久しぶりでした。
目当てはやはり筒井さんで、ドラマや映画以外にはまず見ることが無かった俳優さんです。
演技が上手いのか下手(失礼)なのか、いつも茫洋として無作為の感じがして、前へ出るでもなく、それでいて良い作品に恵まれている人だと思っていました。
上杉鷹山役を演じた「上杉鷹山~二百年前の行政改革~」(1998年・NHK)が印象に残っています。
それにしても、イメージどおりというか・・・。
訪ねた町は香川県多度津町で、2月ということで風も吹いてとにかく寒そうでした。
肩をすぼめて顔色も冴えなくて、知らない町を一人で歩く心細そうな姿がありました。
鶴瓶さんがまず最初に“何でこの仕事を引き受けたんや”と言っていましたが、確かにそう感じさせます。
名前を見た時に、作家の筒井康隆さんと間違えたくらいです。
本人は、番組の意図をよく把握していなかったようですし・・・。
本当にイメージどおりなので、ハラハラしながら保護者や身内気分で観てしまいました。
やっと、入ったうどん屋さんで自分より若い店主に“結婚っていいもんですか”と真面目に聴く姿に笑えました。
なかなか会話の糸口が見つからなくてやっとという感じでしょうか。
入った時に撮影をしていいか律儀に聴くのも彼らしいと思いました。
人がいないと言いながらいざ擦れ違っても声をかけられなかったり、ちょっと強面の床屋さんにビビッていたり・・・。
観ているこちらも寒さが身に沁みてきます。
鶴瓶さんが何度か言っていました。“こんなゲストは初めて”“番組始まって以来”と。
そんな彼を町の人たちは放っておけなかったようで、特に最後の花屋の若い店主は、立場が逆転したように自然な会話が出来る人で、番組を成立させてくれた感じがしました。
自分の世界が有りすぎる(あくまでイメージです)と、いざとなると他人との距離を測りかねてしまうのかもしれません。
終始頼りなさげに見えましたけど、かといって萎縮しているようには見えず茫洋としていて、もしかしたらタフな精神の持ち主なのかなとも思わせられました。
お父さんが少林寺拳法の本山で修業していて、近くの四国七十七番札所「道隆寺」から彼の名を付けたということが、この番組への参加となったようです。
道隆寺でおみくじを引いて、大吉でしたが“旅・・・計画を充分立てよ”とボソッと苦笑いをしながらつぶやいていたのには笑えました。
筒井さんと同じように、勝手に贔屓している俳優の一人に仲村トオルさんがいます。
24日「とんねるずのみなさんのおかげでした」の“食わず嫌い”は仲村さんと柴咲コウさんの対決でした。
仲村さん、仕事も私生活も充実しているようで落ち着きと自信に溢れているように見えました。
罰ゲームでの、若山富三郎さんの物まねとエピソードが印象的で・・・。
若山さんを先生と呼ぶべきか悩んだ仲村さんに“心を込めて若山さんと呼べばいいのではないか”と言った柴田恭兵さん。
その人柄を想像させ、そして「ハゲタカ」(2007年・NHK)をも思い出させて良い感じでした。
結局、若山さんが自分自身を先生と呼んでいたため、それを通してしまったというオチに笑わせられました。
こういう話が大好きです。
それにしても、俳優さんたちの映画の公開に合わせてのテレビ出演が目立ちます。
水谷豊さんについて、今月は“相棒”月間として関連の番組の一覧を載せましたが、30日の「SONGS」に加えて29日の「徹子の部屋」にも登場です。
追いかける方も忙しいことになっています。
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