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「無理な恋愛」最終回

17日に最終回を迎えた「無理な恋愛」(フジテレビ)の録画を観ました。

かえで(夏川結衣)が正午(堺正章)を選ぶという、予想外の結末でした。
その分、龍彦(徳井義実)の見せ場を作ってくれてはいましたが・・・。
これまではほとんど正午目線で観ていたはずなのに、最終回にして龍彦側になってしまいました。
いわゆる“判官びいき”でしょうか。
当然ながら団塊の世代について語ることの多いドラマでしたが、その世代に限らず前向きで頑張っている人は素敵だという話ですよね。
かえでと結ばれることはなかった龍彦ですが、目標が出来て何よりそれに向かって成し遂げられる時間が充分にあって、と羨ましい限りです。

それにしても龍彦を選んでいたら、正午の大人としての大きさが溢れてくる展開になっていたように思えるのです。
なぜか、ラストの堺さんが急に年老いて見えたのは気のせいでしょうか。
仕事に、片思いに、分別を持ちながらも一生懸命だったところが魅力的だったのですが・・・。

かえでの気持ちがいまひとつわからなかったですね。
正午を気にかけていたり、尊敬しているということはわかるのですが・・・。
二人と分かれて一人でやり直すなどという大胆な選択もあったのでは、と自分の予測した展開にならなかったもので、未練たらしく考えたりしています。

最終回ということで、どうしてもまとめにかかったという感じですかね。
個人的に気に入っていた祥子(青木さやか)も特に大きな動きも無く、川柳が入選した記事を見てそっと満足しているシーンでお役目が終わりでした。
文平(田中圭)には正午の娘とその家族(夏木マリ、尾美としのり)が絡んで終わってしまいましたし・・・。
登場人物が多いだけにまとめ切れなかったような気がします。
それぞれが、ほんの少し前進しているということでしょうか。
それはそれで、気持ちがいいのですが・・・。

初回に出演しただけの菊原役の坂口憲二さんが最終回にも、ということも予想されていたことでした。
菊原も正午もゼロに戻っての自分探しに“飽きた”というのが、“大の大人が!”と笑えました。
同時に、ある意味ではそんな風に単純で素直な方が生き易いと思いましたね。

正午が坂口さんに、これまでの仕事のことや恋をすることのすすめを生き生きと語るバックに、最初は静かに聴こえるか聴こえないかというほどの低さでルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」が流れていました。
良いなあ、と思っていたら正午の大演説(?)に合わせて次第に高くなってしまって、両方(正午の未来とサッチモの歌です)の魅力がお互いに消し合ってしまったような気がしたりして、ちょっと残念でした。

あれこれ文句を書きましたが、全体を通してみると、とても心地良さを感じるドラマでした。
先日、テレビドラマに関するアンケートに応じましたが、作る側のテレビ離れなどに関してかなり危機感があることがわかるような内容でした。
視聴率が悪いからといって、冒険を止めないようにと願うばかりです。

まったくの余談ですが、映画祭での受賞シーンの夏川さんを観ていて、かなり以前の松坂慶子さんを思い出していました。
たぶん日本アカデミー賞の授賞式だったと思いますが、とにかく美しかったのです。
夏川さんのようにブルー系統のドレスでしたが、今よりだいぶ痩せていて開けた胸の白さが輝いていました。
乗りに乗っている女優さんってこんなに綺麗なものなのかと、テレビの画面に大写しになった松坂さんに見とれていたものでした。
息を呑む美しさ、というものをあの時以来見ていない気がします。

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