「トップセールス」と「空から見た地球」
31日に録画したNHK土曜ドラマ「トップセールス」と「空から見た地球」(テレビ朝日)を観ました。
「トップセールス」は最終回でしたが、第1回で描かれた現在ではなくちょっと前の段階、槙野(夏川結衣)が現役のセールスに戻ったところで終わりでした。
社長にまで登り詰めたものの、結局好きなセールスへ・・・。
彼女が駆け抜けた時代を描くために、彼女自身と直接関係の無い柴田(椎名桔平)たちが巻き込まれる日米貿易摩擦などが出てきましたが、あいにくその辺りが苦手なので盛り上がりについていけませんでした。
彼女の友人グループの男性が、自動車会社の人間、官僚、記者というのもドラマ的(ドラマですが)だったような気がします。
全体としては、さすがの蟹江敬三さん(所長役)、初めて知った梅沢昌代さん(古参の事務員役)そして相変わらず声が魅力的で素敵なお母さん役の十朱幸代さんが印象に残ります。
槙野の生き方に爽快感があったというのが一番の感想かもしれません。
余談ですが、外車会社の専務役の利重剛さん、最近よく見かけますが監督業はどうしているのかと思い調べてみました。
作り続けているようで、ちょっと安心しました。
柴田や高村(大沢健)がアメリカとの交渉に苦慮しているシーンや、柴田が倒産した町工場の主人のお悔やみに出かけて、息子に追い返されてしまうシーンなどを観ていると、つい「ハゲタカ」のシーンを思い出してしまいました。
たまらず、久しぶりに「ハゲタカ」の録画ビデオ(3回も録画したもの)を引っ張り出してみました。
偶然出た画面は、第4回「激震!株主総会」のオープニングまもなく、鷲津(大森南朋)がニューヨーク本社に着いて、ネクタイを触りながら画面を横切るシーンでした。
テーマ曲が流れて、ファンの間では格好いいと評判のシーンです。
それにしても、土曜ドラマを観続けてはつい「ハゲタカ」と比較してしまっている自分がいます。
「空から見た地球」の映像は神秘的で綺麗でした。
香椎由宇さんが訪れた南米・ボリビアのウユニ塩湖での、地平線に鏡を置いたような空と湖の同じ景色は素晴らしかったです。
まるで絵に描いたような白い雲と青い空にこれ以上は無いと思えるほどの明るい陽射し・・・。
塩の湖の上を渡る風はどんな感じがするのだろう、顔がバリバリにならないのか、などとつい変なことも考えてしまいました。
一番好きなのは、高橋克典さんが訪れたアフリカ・マダガスカルのバオバブの木です。
太くて真ん中が膨らんだ電柱のような幹に、てっぺんに申し訳程度に枝と葉があります。
茶色の大地の上に青空をバックにそびえる様子は、地球上とは思えない不思議な光景に見えました。
どこかユーモラスでメルヘンチックで・・・。
バオバブと言えば、サン=テグジュペリの「星の王子さま」に出ていたことを思い出して、しばらくぶりに読んでみようかと思ってしまいました。
すぐ連想して、そちらへ飛んでいってしまう癖があります。
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