久しぶりに「ハゲタカ」を観る
久しぶりに「ハゲタカ」(2007年・NHK土曜ドラマ)を一部ですが観てみました。
観ようとしていたわけではなく、たまたま録画した「相棒」(テレビ朝日)を観ていたら、間に挟まった部分が出てきたのです。
「ハゲタカ」の初回放送を第1回から録画していたのですが、最終回(第6回)のラスト20分ぐらい前になって突然テープが止まり、あわてて別のテープ(相棒録画)に録画しました。
その後8月と12月に再放送の録画をし、結局DVDも購入したのですが、消さずにそのままにしていました。
鷲津(大森南朋)と西野治(松田龍平)が教会で逢うシーンから、ラストまで・・・。
何度も観たシーンですが、あの加藤(田中泯)を説得するシーンにはやはり観入ってしまいました。
「所詮金なんだろ?」「ただの紙っ切れじゃないか」
そう言いながら、自分の頬を掻くシーンは印象的です。
顔の深いしわ1本1本に説得力があって、静かなシーンで存在感を見せられるのは改めて凄いと感じました。
最近、ある俳優さん(名前を忘れました)が田中さんを訪ねて農作業を手伝ってきた、という話をしていました。
今、田中さんはそういう生活をしているのですね。
やはり全体的には、撮影方法に目が行きました。
以前“画面が揺れて、気持ちが悪くなる”と言った意見があったことを今になってわかりました。
確かに、手持ちで撮影をしているように微妙にどこか不安定な画面が多いようです。
夢中になり過ぎていたか、ただ鈍かっただけなのか、今まで気づいていなかったのが不思議です。
それにしても、相変わらず下から煽ったり斜めになったりと、こちらの気持ちを捉えてはずしませんね。
さっきまで、NHK土曜ドラマ「監査法人」第2回の再放送を観ていたのですが(再放送があるのが不思議?)、やはり撮影方法に凝ってはいますけど、「ハゲタカ」ほどのケレン味が無いことを感じました。
私が「ハゲタカ」に飽きない(今回、実感)のは、このあたりも要因としてあるのかな、と思ったところです。
アランの携帯が鳴るシーンで、鷲津の番号がはっきり映っていました。
当時、その番号にかけてみたらスタッフの携帯だったという話題がありました。
再放送時には画像を修正したようですが、私も物好きに今回再放送のビデオをチェックしてみました。
天井の蛍光灯を反射させて消していました。
こんなふうに、再放送の度に修正を繰り返したと言われていますから、たった20分のシーンでも消すことが出来ないでいます。
今度は、じっくり時間をかけて観たいものです。
久しぶりに公式サイトをのぞいたところ、凄いことになっていました。
★日本映画テレビ技術協会 第7回映像技術賞
「ハゲタカ 第1回」撮影、照明、美術の3部門において映像技術賞 受賞
今月22日には公開セミナー(出席者:大森南朋、宇崎竜童)があり、また韓国でも放送されて高視聴率を得たようです。
今後タイでも放送予定とか、海外進出に意欲的な様子で、公式サイトはずっと続きそうで嬉しい限りです。
ハゲタカ DVD-BOX |
ハゲタカ オリジナルサウンドトラック |
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