一日一行文 [6月上旬]
連日冷たい小雨が振り続く中、緑だけが一段と輝きを増している。 1日(日)
体調が悪くゴロ寝、天気が見る見る回復していく様をガラス越しに眺めていた休日。 2日(月)
広大なシロツメクサの絨毯を下に見て、新幹線と長い貨物列車がカーブを描いて擦れ違って行く。 3日(火)
“疲れたら休め”と何度も何度も紙を探しては書く夢を見て、疲れて目が覚めた。 4日(水)
ラジオ深夜便のハマナスの花言葉“照り映える容色”、ヨウショク?で目が覚めた。 5日(木)
車道ではなく広い歩道に点々と胡桃の殻、カラスが落としたとして誰が潰すのか不思議だ。 6日(金)
早朝に雨が上がって陽射しが眩しく、まるで洪水のように溢れる鳥の声の中を歩く。 7日(土)
枯れたと思って捨てるように庭に植え替えた四季バラが、咲くごとに生き生きさを増している。 8日(日)
早朝に家を出た瞬間、湿った緑の匂いと列車の音の近さに梅雨の間近を感じた。 9日(月)
熱い陽射しの下むせかえるようなシロツメクサの中を歩けば、さすがに冷え性で感覚の無かった足も生気を取り戻していた。 10日(火)
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