「ラジオ深夜便」拓郎・陽水の歌が流れて
真夜中、点けっ放しの「ラジオ深夜便」から吉田拓郎さんの「言葉」が聴こえてきて目が覚めました。
この曲が流れるなんて珍しいことがあるものだと思ったものです。
とても好きな曲ですが、大ヒットしたとは聞いていませんし、アルバムの奥からやっと探し出して聴くような曲だと思っていました。
“あいしてる”という5文字を電話で告げる、そのことで変わるこれからへの不安とためらい、その重さに声を振り絞るようにして歌う拓郎さんがいます。
たまたま昨日書いた「心にグッとくる名言集 魔法のコトバ」のウディ・アレンのセリフと重なって、よりいっそうしみじみと聴くことになりました。
その後に流れたのが、井上陽水さんの「はーばーらいと」でした。
これは井上さんが、水谷豊さんのデビュー曲として提供したものです。
この4月頃の、水谷さんのあの怒濤のキャンペーン中に、エピソードが語られていました。
水谷さんが井上さんの自宅に教えを乞いに訪問したけれども、お茶を呑んだだけで終わってしまったようです。
きょう聴いたところでは、井上さんの歌い方も水谷さんと同じ(立場は逆?)なので、つい笑ってしまいました。
「言葉」が流れて、その選曲の渋さに感心したものですが、この時間帯は「松本隆作品集」とのこと。
おかげで、寺尾聡さんの「ルビーの指輪」や森進一さんの「冬のリビエラ」も聴くことが出来ました。
どちらも好きな曲で今聴いても洒落ていて、松本さんって素敵な詞を作る人なのだと改めて感じました。
「ラジオ深夜便」のリスナーはほとんどが中高年だと思います。
これまでは、戦前のものなどかなり古い曲がかかったりすることがありましたので、拓郎さんや陽水さんの曲が普通に流れるということに不思議な感慨を覚えました。
その後の時間帯では、作家の五木寛之さんのインタビュー「わが人生の歌語り」の再放送がありました。
うつらうつら状態で曖昧ですが、
“鬱とは精気がみなぎっていること。鬱々するとは、それが発散されないこと”
“人間は一生いや死後も誤解されたままでいく” などの言葉が印象的でした。
暗い話のような印象になりますが、意外に元気をもらえそうな言葉に聴こえました。
このインタビューのシリーズは長いこと続いているようです。
私はたまに聴く程度ですが、淡々として、それでいて本音が感じられる興味深い話を聴くことが出来ます。
きょうは直木賞受賞の頃の話でしたが、今と違う当時の周囲の反応やマスコミの模様などが語られて面白いものでした。
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