「陽炎の辻2」白鶴の宴
27日、「陽炎の辻2~居眠り磐音・江戸双紙」第4回“白鶴の宴”を観ました。
今回、個人的には初めて“見事に、決まった!”感があった回でした。
これまで窮屈に感じた30分枠に慣れたのかもしれませんが・・・。
磐音(山本耕史)が、四郎兵衛(綿引勝彦)から白鶴が脅迫されていると聞くシーンや佐々木道場での稽古シーンでの逆光、今津屋の庭に紅葉が散るシーンなど、撮影に凝ったところが多く観えて印象的でした。
ラストの月見の宴のシーンなど、ほとんど歌舞伎(直接観たことはありませんが)の様式美を観ている気がしました。
あの設定もそうですが、深見屋(赤井英和)の存在とか踊りや殺陣、最後の白鶴(笛木優子)が磐音と気がつかずにお礼を言うシーンなど・・・。
深見屋が魅力的な人物に描かれていることで、白鶴の幸せが見えているようで、これで磐音の想いも吹っ切れるということでしょうか。
それにしても、今回の磐音は動揺しまくっていました。
おこん(中越典子)のお見合いの話でうなぎ裂きの手が止まったり、白鶴の姿を観た後の道場での稽古で佐々木(榎本孝明)に指摘されたり・・・。
佐々木に負けるシーンは、軽やかで若々しくてよい殺陣でしたね。
それにしても、お家の大事で中居(鶴見辰吾)も登場し、その登場人物(俳優陣)の多さ、レギュラーがほとんどワンポイント出演という感じで、30分に納まる奇跡を感じました。
編集の妙でしょうし、贅沢ですね。
陽炎の辻 ~居眠り磐音 江戸双紙~ DVD-BOX 山本耕史, 笛木優子, 原田夏希, 近藤正臣 by G-Tools |
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