一日一行文 [9月中旬]
寝過ごしてあわてて起きてカーテンを開ければ、外は秋の空だった。 11日(木)
広大な原っぱに目を凝らすとあちこちに萩が咲いていて、ここが宮城野(仙台)であることを改めて思い知らされている。 12日(金)
虫の音がにぎやかになるにつれ、病院のベッドで寝たきりで聴いた洪水のような虫の音を思い出す。 13日(土)
店を閉じた蕎麦屋の前で微笑んでいた、手彫りのお地蔵さんの姿が消えてしまっている。 14日(日)
晴れていたのに広い空き地の真ん中で突然の雨と雷、“雷の時に走ると転ぶ”という子供の頃の言い伝えを思い出して足がすくんだ。 15日(月)
敬老の日、孫まで三代と思える家族連れが三々五々写真館に入っていく姿を見かけた。 16日(火)
紫の朝顔が道路標識に巻きついて、端然と綺麗に咲いていた。 17日(水)
冷たい空気を感じて元気になっている自分に、夏が鬼門であることを改めて思い知っている。 18日(木)
覗かれるような気配を感じて窓の外を見ると、丈の高いコスモスの花が風に揺れているだけだった。 19日(金)
ひんやりした朝の空気の中、久しぶりに歯抜けのコンテナ列車を見かけた。 20日(土)
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