一日一行文 [9月上旬]
再開発地域の工事がなぜか中断されたまま、大きな水溜りが池に変身して辺りの景色を映している。 1日(月)
相変わらず目の前には大きな黒い塊(飛蚊症)が飛び回っているのに、あの騒ぎは何だったのかと思うほどに慣れてしまっている。 2日(火)
この夏は、細かな雨粒が雑草を覆い一面に煙ったような幻想的な光景を何度か観た。 3日(水)
“私は中年で身体が痛むことがあるが、笑う時は目いっぱい笑う。そんな自分を誇りに思う。”(カサヴェテス)最近良く思い浮かべる言葉。 4日(木)
60歳を過ぎて作家デビューをした天野節子さん、いろいろな意味で勇気をもらう。 5日(金)
この頃胃液が逆流するために“枕を高くして眠っている”が、意味の違いに苦笑いをするばかり。 6日(土)
迷い込んだ住宅街で、今年初めて微かな金木犀の匂いを感じた。 7日(日)
白鷺が一羽広瀬川の対岸にいて、その白さと静かな動きに目を奪われた。 8日(月)
名も知らず眺めていた花が、きょう百日紅と知って何だか嬉しい。 9日(火)
大きな水溜りに映る青空や建物に、子供の頃の恐る恐る別世界を覗くような感覚を思い出した。 10日(水)
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