「陽炎の辻2」おそめ危うし
4日、「陽炎の辻2~居眠り磐音・江戸双紙~」第5回“おそめ危うし”を観ました。
何とか30分ドラマに慣れてきたようです。
そうなってくると、ストーリー自体よりどのような構成になっているのか、どのような撮影方法を観せてくれるのか興味津々となりました。
相変わらず逆光のシーンが多くて、磐音役山本耕史さんがその中で唾を飛ばすシーンが2度も出てきました。
うちのアナログテレビでもはっきり見えて、つい笑ってしまいましたが・・・。
関前藩の藩邸に呼ばれての帰り、浪人との対決シーンのオレンジ色っぽい画面は夕焼けの中でということでしょうか。
土煙まで上がって、まるで西部劇のシーンみたいでした。
殺陣はいまひとつ迫力が無かった気がするのは、相手役が大男で棒使いが大変だったということでしょうか。
その相手役が格闘家として名前だけ聞いていた武藤敬司さんであることを知ったのは、エンド・クレジットででした。
藩の侍・伝之丈(林剛史)が尾行中に襲われるシーンの真上からの撮影、一瞬のことですが、こういう撮り方は新鮮さを感じます。
その後、斬られた彼が小さな橋のたもとから川に飛び込みますが、一瞬映った光景が「御宿かわせみ」と同じに見えました。
「御宿かわせみ」はNHKで真野響子さんや高島礼子さん主演で放送された時代劇ドラマ・シリーズです。
こちらは捕り物帖ですが、小さな橋を渡り切るとすぐにある、かわせみという宿が舞台のしっとりとしたドラマでした。
長屋での敵役との対面シーンなど、不気味で不安感を煽る斜め撮りなど面白い趣向でした。
それにしても、磐音の位牌を残していくなど凄いですね。
藩主・福坂実高(中村梅雀)の奥方・お代の方として登場した烏丸せつこさん、久しぶりで懐かしく感じたものですが、あまり変わっていないですね。
竹村(宇梶剛士)が話に何度も割って入るので、辟易している竹蔵(山西惇)のシーンなど、ちょっとした小ネタなのでしょうが笑えました。
金になりそうだと顔を出す与力の笹塚(佐藤B作)は来週の予告では大変なことになりそうです。
肝心の今回の事件の主役、縫箔の職人になりたいというおそめに“なりたいという気持ちを持ち続けていれば、必ずや夢はかなう”という磐音の言葉はベタですけれど、いつの時代にも必要とされる言葉ですよね。
昔、刺繍の職人に憧れたことを思い出しました。
ラストは、おこん(中越典子)とのツーショットでしたが、奈緒のことはすっきり終わった感じがしましたね。
このドラマの映像を利用した動画を見つけました。
山本耕史さんのファンは必見でしょう。 → [YouTube動画]セレナイト
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