緒形拳さんのことを改めて
昨日朝の緒形拳さん急死のニュース以降、少しずつ状況が明らかになってきました。
テレビで関連のニュースが流れるたびに、作業の手を止めて観入っています。
特に大ファンだったというわけでもないのに、自然に涙が出てくるのが不思議です。
長い間観続けて来た俳優さんなので、近しい知人のような感覚に陥っているのかもしれません。
年齢的に涙もろくもなっているのでしょうが・・・。
繰り返し流される葬儀の模様の映像をボンヤリ眺めていた時に、近親者だけだと言われている参列者の名前の中に高橋克典さんの名がありました。
年代的に離れているので聞き違いかなとも思ったのですが、ひとつの作品を思い出して調べてみました。
「翔ぶ男」(1998年)というNHKのドラマがあり、やはり共演していました。
緒形さんが刑事役で、高橋さんは指揮者をめざす容疑者の役でした。
印象に残る作品で、確か録画しておいたと思うのですが、いまだに観直していません。
この作品で、二人は親しくなったのかな(そうあってほしい)と勝手に想像しています。
録画ビデオを探してみようと思っています。
緒形さん、家族以外にはガンのことを話していなかったようですね。
ドラマ「風のガーデン」(フジテレビ)は撮影を終了していたとのこと。
俳優仲間だけではなく、近所の方とも交流があって慕われていたようで、人柄が偲ばれます。
それにしても、40年来の親友だったという津川雅彦さんにも病気のことを明かしていなかったとのこと、決してガンの痛さや苦しさを感じなかったわけでもなかったでしょうに、最後まで演技を続けたということでしょうか。
あまりに強くて、見事で、そのことがよけいに悲しくさせます。
次の動画を観ると、高橋さんの他にも竹野内豊さんも列席していたようです。
若い俳優さんとも幅広く交流していて、慕われていた方だったんですね。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。
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