「陽炎の辻2」第9回 決断
1日の「陽炎の辻2~居眠り磐音 江戸双紙~」第9回“決断”を観ました。
まさか今回でお家騒動が解決するとは思っていませんでした。
関前藩主(中村梅雀)はおっとりしているようで、いざとなると決断は速いですね。
畳み掛けるような展開で、このあたりは30分番組の良さでしょうか。
それにしても、藩主と町人の酒宴の席でおこんの話などが出るのが、不思議な感じはしますが・・・。
そうでなければ、話は進みませんが・・・。
お酒のせいにして切り出した由蔵(近藤正臣)も見事でしたが、磐音(山本耕史)の父親・正睦(平泉成)の覚悟が素晴らしかったですね。
平泉さん、「ギラギラ」(テレビ朝日)で悪役を演じている人と同じとは思えません。
庭に蛍が飛んでいたり、おこん(中越典子)のちょっとした仕草(自分の着くずれを直したり、磐音の着付けを手伝ったり)のシーンに、改めて“時代劇っていいなぁ”と思わせられました。
短い時間にこんなシーンが盛り込まれているのが素敵です。
磐音に由蔵、そして今津屋(渡辺いっけい)の3人の前でキレるおこんが可愛かったです。
それが、舟でのそれぞれ親子4人でのシーンの感動につながっていきますね。
殺陣のシーンは少ないかもしれませんが、細やかな人情が描かれているのがこのドラマの魅力です。
正睦が息子の気持ちをわかっていて、おこんと父親・金兵衛(小松政夫)に申し込むシーン。
直前に国許の母親からの帯をもらい、それをなでるおこんのシーンから、ジーンとさせられていました。
それぞれの親子のたたずまいが良かったですね。
それぞれの突然ながらも穏やかな空気の中での“ヘッ”という金兵衛の一言がより空気を暖かくしていました。
一部始終を耳にしていながら、自然でいるうなぎ屋の主人(河西健司)が粋でしたね。
今回初めて、うなぎ屋でうなぎ割きをしている若者役が内野謙太さんであることに気がつきました。
内野さんは最近観た「お米のなみだ」(NHK・仙台放送局製作)で印象に残った俳優さんです。
ラストは、おこんの奈緒への思いが出てきましたが、視聴者は以前の深見屋(赤井英和)の件を知っていますが、彼女は知らないことでしたね。
残る回がどうなっていくのか、楽しみです。
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