「風のガーデン」最終回を観終わって
昨日(18日)は「風のガーデン」(フジテレビ)の最終回でした。
途中から感想を書かなくなりましたが、ドラマの方はリアルタイムで観続けていました。
正直きつかったですね。
年齢的にも体調的にも、死を身近に感じないわけにはいかない状況にありますから・・・。
今回、死の間際にいる中井貴一さんと緒形拳さんとの延々と続くシーン。
急激に痩せたように見える中井さんの壮絶な表情と、現実には亡くなってしまっている緒形さんの穏やかな表情・・・。
思わず、“もういいから”と目を背けたくなるシーンでした。
久しぶりに会った友人たちが何も知らずにやってくれた生前葬の時にはチャンネルを換えたものです。
そして、たった一人で病気と向き合っているシーンは、静かであればあるほどその孤独感と恐怖感が伝わってきました。
受け入れられた本人の安らぎとともに、受け入れたことでの家族の喪失感はあっても安らぐ思いを、ラスト近く平原綾香さんに会った後の黒木メイサさんの表情を観ながら感じました。
ラストのエゾエンゴサクのシーンは、予測出来ていても良かったですね。
キャンピングカーの部分だけが土のままで泣かされましたが・・・。
正直、ドラマの前半は主人公への共感が出来ずにいました。
完全無欠な人間にしなかったのは、当然作者である倉本聰さんの意図でしょうが・・・。
舞台が富良野に移ってからの自然な流れが好きで、かろうじて観続けられた部分があります。
今回、伊藤蘭さん演じる不倫相手を又登場させたのは一種の毒に感じました。
個人的には利重剛さん(夫役)びいきですから、彼の立場が無いなどと思ったものです。
石田えりさんを久しぶりに観かけましたが、自然な存在感があって、今回緒形拳さんの洗髪をしながらのシーンではしみじみとして泣かされました。
緒形拳さん、確かにやつれていっていましたが、最後まで亡くなったことを意識しないで観ることが出来ました。
名優とはこういう方を言うのでしょうね。
“有難うございました”
番組冒頭のガーデンの映像が翳って見えて、花々がなぜか刺々しく造花のように感じたり、ラストの平原綾香さんの歌がまるで葬送曲のように聴こえたり・・・。
それでも、最終回まで観続けさせたものは一体なんだったのだろうと思っています。
たぶん、“とりあえず、私は生きているから・・・”ということでしょうか。
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