一日一行文 [1月上旬]
紅白も観ず除夜の鐘も聴かず湯たんぽでぬくぬくしながら迎えた新年、それも幸せ。 1日(木)
大晦日の雪が融け、陽だまりの中に南天の実が落ちて穏やかな元日となった。 2日(金)
雪の無い土手の雑草の中に、汚れた雪だるまが融けないままポツンと立っていた。 3日(土)
咲いたままドライフラワーになってしまった四季バラのそばに、新たに赤い小さなバラが咲き始めた。 4日(日)
毎年見事に藤の花で覆い尽くされる喫茶店に閉店の貼り紙を見つけてしまった。 5日(月)
“夢に一歩近づいた”という若い友人からの年賀状にちょっと嫉妬した。 6日(火)
初詣のおみくじは吉“本当に決めたことはかなう”図星のような気がする。 7日(水)
一面茶褐色の景色の中で、堰の水音だけが季節が少しずつ動いていることを感じさせる。 8日(木)
ビニールを被せた様々な形の植木が立ち並び、まるで枯野原に雪像が出現したような不思議な光景があった。 9日(金)
綿入れを着て湯たんぽのお湯で顔を洗う、昭和真っ只中の暮らしをしてみる。 10日(土)
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