「浪花の華~緒方洪庵事件帳~」第5回 北前船始末(前編)
昨日(7日)の「浪花の華~緒方洪庵事件帳~」第5回“北前船始末(前編)”を観ました。
今回は、緒方章(窪田正孝)の成長が色濃く出た回でしたね。
幼馴染の痘瘡による死によって、生まれた医者への道。
人々を悲しませたくないという強い思いがありながら、未熟さによって見立て違いをしてしまい、患者や家族に辛い思いを味わわせてしまった・・・。
その後悔で自信を失くしますが、お定(萬田久子)の励ましを受けます。
“医者にとって一番大切なものは、己を捨ても人を救おうとする気持ち”
落ち込み悩みながらも、それをきちんと受け止める真っ直ぐな緒方が気持ちいいですね。
失敗を踏まえて、今回の事件の当事者の孫を徹夜で看病、痘瘡ではないことでホッとしたのもつかの間、その娘がさらわれてしまって、次回へと続きます。
せっかく先生(蟹江敬三)にも褒められ、その娘にも先生と呼ばれて、自信を取り戻せた笑顔を見せられたのに・・・。
徹夜の看病に付き合いながら、初めて緒方の事情を知って、改めて励ます左近(栗山千明)が来週は撃たれるようですね。
事件の展開は来週に集中しているようです。
緒方の“ヘェ?”が小さくなって、“ハイッ”が何気に多くなってきています。
成長するたびに、こちらが気に入っている“ヘェ?”が無くなっていくのでしょうね。
それにしても、真っ直ぐな成長のしかたが観ていて何とも気持ちがいいです。
ラストクレジットが流れる桜満開の綺麗な画面と、テーマ曲「三日月」(歌:くるり)が、どこか切なさを感じさせて余韻が残ります。
これまでの感想 第1回 第2回 第3回 第4回
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北前船始末―緒方洪庵浪華の事件帳 (双葉文庫) 築山 桂 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |