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「ありふれた奇跡」第5話

昨日(5日)「ありふれた奇跡」第5話を観ました。

何と言っても、驚いたのは父親同士(岸部一徳風間杜夫)の女装でしたね。
前回のラストの二人にちょっと怪しげな雰囲気を感じてはいましたが・・・。
遠目なら(そういう問題では無いのですが)風間さんは何とか違和感はありませんでしたが、岸部さんにはちょっと気の毒でしたね。
いろいろな役をこなす俳優さんですが、よく引き受けたものだとつい思ってしまいました。
自分たちが周囲からどのように見られるかよくわかっているという設定ですから、問題は無いかもしれませんが・・・。
相棒」(テレビ朝日)の小野田官房長ファンにはショックでしょうね。

志賀廣太郎さんまで女装で登場し(あのシーンだけでしょうか?)、彼らの勇気?に感銘を受けるという役でした。
ハゲタカ」のあの誠実で忠実な部下だった人が・・・。
俳優って凄い!と思った瞬間でもありました。
それにしても、女装の醍醐味と言われても・・・
それだけ鬱積したものがあり、逃げ出したい世界、逃げ込みたい世界があるということかもしれませんが・・・。

『ありふれた奇跡』オリジナル・サウンドトラック

こだわりますが、女装趣味(クラブ?)はどのくらい世の中に認知されているのでしょうか。
山田太一さんは、「岸辺のアルバム」(1977年)では主婦の不倫という当時あまり表現されることが無いようなドラマを書いています。
八千草薫さんがイメージとまったく違った役を演じていて話題を呼びましたが、今回は同じ驚きでも、その時とは違う違和感がありました。
それが何なのか、単にこちらが今の世の中を知っていないということだけなのでしょうかね。

彼らがそこへ行ってしまう根底に、ストレスとか抑圧、閉塞感とかがあるのかもしれません。
若い二人・加奈(仲間由紀恵)や翔太(加瀬亮)、そして加奈の母親(戸田恵子)にまで通じる、それぞれに抱えているものの重さを感じさせます。

加奈の祖母(八千草薫)と、心身ともにすぐれない戸田さんとのシーン。
理由を見抜いているような八千草さんのセリフが「岸辺のアルバム」に繋がっていましたね。
八千草さんと井川比佐志さん(翔太の祖父)の登場シーンにはホッとさせられます。
今回は、井川さんと加瀬さんとで家の前でセメントを塗りながら会話するシーンが好きでした。

どちらかと言うと、翔太に肩入れして観ているかもしれません。
遠慮がちで、それでいて一生懸命ですから・・・。
加奈が“帰るっ”と言うシーンの展開は好きでしたね。
こんな風に必死に相手のこと知ろうとしたり、気を遣ったり、若い時の恋愛ってこんなふうにするんでしたっけ、とか思わせられたりして・・・。
それにしても、ケータイのメールが重要なアイテムになっているのは今風なんですね。

正直、加奈が“片がつくことは片付けておきたい”と言ったり、以前トラブルがあった店の店長に謝ったり、と正し過ぎる姿勢を見せる度に、何だかイラッとしてしまいます。
“取り返しがつかないこと”を話そうとした相手が、翔太ではなく藤本(陣内孝則)だったことも・・・。
正しくあろうとして頑なだったりするのが、見ていてとても狭量で窮屈に感じるのはこちらがただ歳をとってしまったということかもしれませんが・・・。

加奈の事情がわかるのはこれからの展開ですが、それにしても回りにも問題が多く拡大していくようで、最後どのような自然な終わり方を見せてくれるか興味深いですね。

 
  これまでの感想 第1話 第2話 第3話 第4話 

         「ありふれた奇跡」公式サイト

雪と氷の旋律 雪と氷の旋律 *テーマ曲収録
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