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「ありふれた奇跡」第6話

昨日(12日)の「ありふれた奇跡」第6話を観ました。

昼の疲れがあって、ほとんどウトウトしている(最初は見逃し)という最悪の状況なのに、意外に面白いと感じた回でした。
とにかく、みんなあちこちで主張しているなあ、という感じで、それがなぜか心地よく耳に響いたものです。
久しぶりに登場した警官・権藤(塩見三省)まで参加していましたから・・・。

翔太の家での、父親同士(岸部一徳風間杜夫)と祖父(井川比佐志)の会話は最高でした。
上手い役者さんが揃って、丁々発止で止まらない会話、ついに出てしまった「シルバーナさん(注:女装の岸部さん)」には、こちらは眠くて意識朦朧の状態なのに笑わせてもらいました。


『ありふれた奇跡』オリジナル・サウンドトラック

『ありふれた奇跡』オリジナル・サウンドトラック

藤本(陣内孝則)が彼らの抑えにまわっているのがいい感じでした。
突然子供を亡くしてしまったスナックのママの静かな笑顔と涙も・・・。
藤本は確実に前に向かっているようですね。
加奈(仲間由紀恵)や翔太(加瀬亮)のおかげですが、とにかく誰かのためにと気持ちが動き始めていますし・・・。

加奈の「片が付くことは片付けておきたい」という姿勢は相変わらずで、その生真面目さ、律儀さが向けられた相手にとってはきついですよね。
ただ、子供が欲しいという思いが「私には手の届かなくなった絆」という言葉になっていて、切なく感じさせます。

翔太と神戸(松重豊)の子供の絵についてのシーンは、ほとんどボケ・ツッコミの漫才のようで、笑わせられました。
〆の幸せそうな笑顔・・・松重さん、絶妙ですね。


この回は、加奈の「子供が産めない」、翔太の「子供が欲しいと思っていない」から派生して、振り回される感じの大人たちが描かれていました。
それを知らない神戸、スナックのママや権藤も子供がらみの話で、“子供”が大きなキーワードになっていた回でした。
それにしても、離れて暮している翔太の母親(キムラ緑子)までもが知っているという、その人間関係の密度の濃さが鬱陶しくもあり、暖かくも感じさせましたが・・・。
緑子さんの母親はいい感じですね。

      「ありふれた奇跡」公式サイト

これまでの感想 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話

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