「天地人」第8回 謙信の遺言
昨日(22日)の大河ドラマ「天地人」第8回“謙信の遺言”を観ました。
「人が人であることの美しさ、それが“義”」と上杉謙信(阿部寛)が兼続(妻夫木聡)に静かに語るシーンが今回のクライマックスでしたね。
「迷うことだらけだからこそ、見つけられるものがある。自分も迷いに迷い、義を見つけた。己との戦いの中に身を置き、瞑想を続けるものじゃ」
そして「そなたこそ、わが意思を真に継ぐものと信じている」
兼続の頬に一筋の涙がありますが、もう以前のような泣き虫の顔ではありませんでしたね。
一人前の大人の表情でした。
仙桃院(高島礼子)にも“北斗の七星”と言われましたし・・・。
静の謙信役の阿部さんとともに、俳優さんって凄いと改めて感じました。
謙信がまもなく亡くなるようで、その前の静かなそれでいて重要なシーンでした。
それにしても、意外なほど兼続は謙信のそばにいて重用されていたんですね。
泉沢久秀(東幹久)も蟄居を命じられたことをまったく知りませんでした。
今回も、映像処理が印象的でした。
前回に引き続いて人物が二重に出てきたり、スポットライトを多用したり・・・。
信長(吉川晃司)と戦わずして戦っているように見えたり、初音(長澤まさみ)の登場シーンなどの映像処理(演出も)も面白かったです。
お船(常盤貴子)の夫(山下真司)と酒を酌み交わすシーンで、部屋を下がっていくお船が暗闇に消えていき、紅葉が散る先週のシーンの回想と変わっていくシーンなど凝っていましたね。
こういう技術に、こちらが今まで気がつかなかっただけでしょうが・・・。
長丁場の大河ドラマの楽しみ方がちょっとわかった回でした。
話がどんどん進んでいくわけではありませんから、まず映像をゆっくり楽しみたいと思っています。
来週は、謙信が亡くなるようで、話が大きく動きますね。
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