「天地人」第12回 命がけの使者
昨日(22日)大河ドラマ「天地人」 第12回“命がけの使者”を観ました。
序盤は、上杉の家督争いで、隣国の北条や武田の思惑、深謀遠慮があって、面白い展開になりそうな雰囲気でした。
この時代のファンが多いのはわかるわかる、と喜んだのですが・・・。
結局、一人で桑取へ向かう兼続(妻夫木聡)の行動に何だか感動出来ないまま終わってしまいました。
景勝(北村一輝)もいまひとつ態度がはっきりしないし、景虎(玉山鉄二)もただの敵役のようでしたし・・・。
はやる武田勝頼(市川笑也)に、武田信玄の“いざとなれば上杉に頼れ”という言葉を出して諭す重臣(大出俊)とか、“才覚では景虎が上だが、国を治める器はそれとは別”と言う仙桃院(高島礼子)とか、そんな周りの大人に比べて主役級の人物の誰も彼もが未熟に見えるのが気になります。
上杉謙信や武田信玄など、上があまりに偉大すぎたということでしょうか。
これからみんなが成長していくドラマなんでしょうか。
戦いのシーンは無くても、様々な思いが交錯するドキドキさせる展開が観たいですね。
桑取の長の母親役で登場の草笛光子さん、兼続との遭遇シーンで次の展開がわかってしまいました。
兼続が一般的には有名ではない人物で、大雑把な設定以外には大きく膨らませることが出来るような気がしたのですが、私にも想像出来てしまう展開ってどうなのだろうと・・・。
つい、唯一私が完走出来た大河ドラマ「風林火山」(2007年)と比べてしまいます。
あの強引にも史実に思わせるように引っ張ってくれた山本勘助(内野聖陽)や武田信玄(市川亀治郎)が懐かしくなりました。
今になって、「風林火山」の脚本が大森寿美男さんであることに気がつきました。
「クライマーズ・ハイ」(2005年・NHK)や昨日まで放送の「黒部の太陽」(フジテレビ)も彼なんですよね。
朝ドラの「てるてる家族」(2003,4年)も・・・。
どの作品も、画面にぐいぐい引き込まれる面白いドラマでしたね。
話がそれてしまいましたが、今回は大出俊さんと草笛光子さんの登場で、個人的には救われました。
正直、昨日はこちらを録画して「大改造!!劇的ビフォーアフター春の2時間スペシャル」(テレビ朝日)を観ていました。
1年は長いですね。
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