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「アラスカ物語」のフランク安田さんのこと

たまたま目にした番組「世界を変える100人の日本人」で、フランク安田さんのことを初めて知りました。
こちら宮城県石巻出身の方なのに・・・。

今から100年ほど前にアラスカに渡り、エスキモーの村で生きた人です。
その前に結氷のために動けなくなった船の危機(一人歩いて村に辿り着き、食料を調達して戻った)を救ったりしているのですね。
村で結婚し、彼らの教育や経済のために力を尽くしています。

特に、鯨の乱獲による飢餓や疫病の流行のために、エスキモーの一族を引き連れて険しい山脈を越え、苦難の末にアラスカ内陸部の新天地ビーバーへと移住させた話には感動しました。
移住準備として金鉱を掘り当てたり、移住にも3年という時間をかけたりしています。
子供やお年寄りもいるわけで、途中の土地で暮らしながらの移動でした。
その間に子供が生まれたりもしたようで、全員無事に新天地に辿り着きます。
そのことが、彼を“ジャパニーズ・モーゼ”“アラスカのモーゼ”と呼ばせているのですね。
そして、アラスカには“ヤスダマウンテン”という名の山もあります。

アラスカ物語 (新潮文庫)

その後も長として、彼らの生活を守り、世界大恐慌の時にも村に危機はなかったそうです。
彼を実際に知っている村人がインタビューで“彼がゆっくり休んでいる姿を見たことがなかった”と語っていました。
90歳で亡くなるまで、日本には一度も帰っていなかったとのことです。
番組では紹介されていませんが、幼くして両親を亡くしているんですね。
そのことも、彼の強靭さや村人たちの生活に生涯を捧げた遠因になっているのでしょうか。

昨年(2008年)、没後50年ということで石巻の人たちが村を訪問したようですが、そういうニュースもまったく知りませんでした。
ただただ驚き、頭が下がるばかりの彼の人生を知って、ちょっと体調が悪いくらいで落ち込む自分が恥ずかしくなりましたね。
知らないことが多過ぎるなあ、とつくづく思わせられました。

番組途中で、もしかして?と思ったら、新田次郎原作・北大路欣也主演の映画「アラスカ物語」(1977年)の主人公だったんですね。
映画の映像も使われていました。
 

アラスカ物語 (新潮文庫) アラスカ物語 (新潮文庫)
新田 次郎

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