「相棒」season7・第19話最終回スペシャル“特命”
昨日(18日)、「相棒」season7・第19話“特命”は最終回スペシャルでした。
新相棒・神戸尊役の及川光博さん、予想では最後の方で紹介程度の出演かと思っていましたが、最初から出ずっぱりでしたね。
軽い足取りで今にも踊り出すのはないか、というような登場の仕方に見えました。
自分で事件を作ったりするのかよ、と言いながらも、右京(水谷豊)を村まで追いかけていきますが、右京の素性が知られてしまったことでの二人の嫌味の言い合いには笑わせられました。
その直後に、元相棒・寺脇康文さんのコーヒーのCMが入るというタイミングにも・・・。
神戸尊にとっては事実上左遷ではない特命行きなので、結構対等のような掛け合いになりますね。
もちろん彼のめげない性格が一番でしょうが・・・。
その分、シリアスとは離れた展開になりそうですね。
都会的な二人が山の中を歩くというミスマッチがありながら、意外に絵になっていましたね。
神戸が打たれ強くて、その分二人の会話が楽しめましたが、これまでのスペシャルとは違った作品になった気がします。
新相棒を紹介するという意味合いが大きかったのでしょうか。
「黙示録」などの重厚さ、「バベルの塔」などの徹底したエンターテインメント性とはまた違っているように感じました。
水谷さんがすれ違う村人に、帽子を取り胸(腹?)に当てて挨拶するシーンはそのままエルキュール・ポアロでした。
ポアロにも、村を訪ねて事件を解決する話があったような気がしますが・・・。
シャーロック・ホームズとごちゃ混ぜにしているかもしれません。
ストーリーは、正直「古畑任三郎」かと思ってしまいました。
導入部は「八つ墓村」、村長(前田吟
)たちの行動は「トリック
」を連想させられましたし・・・。
保険金がらみというのも予想がつき過ぎていましたし、最後のキイチの姉(宮本真希)の件も確かにドラマの中で複線はありましたが、付け足しのように感じてしまいました。
ただ、キイチの絵について、“ねずみ以外は背景”という見方は面白かったですね。
予想もつかなくて、新鮮でした。
村長の息子役・伊嵜充則さんは苗字の漢字を替えたようで、ずいぶん大人になっていて驚きました。
このところ右京が一人で活躍していたせいでしょうか、相変わらず一人で電話で延々と謎解きをするシーンがありました。
大の男(捜査一課の3人、神戸)が後ろに突っ立ったままというのが何とも間が抜けているようで気になりました。
それでも“息子の心を人質にするのか”“息子さんの心まで殺すのか”という印象的なセリフのやり取りがありましたが・・・。
キイチと姉の事件は切ないものでしたが、“立証出来なくても、後悔という罰があります”との右京の言葉は、やはり「相棒」らしかったですね。
最後は、花の里で、小野田(岸部一徳)相手に右京による例によっての冷静な神戸評がありましたが、意外にムキになっている右京が見られた回でした。
留守番をしてくれている角田課長(山西惇)の脇にはパンダカップがあって、微笑ましかったですね。
一番嬉しかったのは、亀山の名前がたびたび(3回も!)登場したことです。
最初から「君は亀山君の代わりにはなれません」と出ましたね。
何だかホッとしました。
ネット上では、いまだに寺脇さんが番組を卒業した理由の憶測が語れていますから・・・。
最初から居なかった、という形にしないで終わってくれて本当に良かったと思っています。
映画「鑑識・米沢守の事件簿」(3月28日公開)には、「相棒season7.5」という右京×神戸の映像がおまけにつくようですね。
season7が終わってもいろいろと楽しみがあるようですが、とりあえず29日の劇場版のテレビ放送を楽しみにしています。
「相棒 season7」公式サイト
*「裏相棒2」の映像が配信されています。
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