「陽炎の辻3~居眠り磐音 江戸双紙~」第9回“女の覚悟”
「陽炎の辻3~居眠り磐音 江戸双紙~」第9回“女の覚悟”
NHK総合 6月27日放送
前回、目の前で磐音(山本耕史)が戦う姿を見てしまって、ショックを受けているおこん(中越典子)が切ないですね。
中越さん、演じるおこんの心情がよく伝わってきて、いつのまにか時代劇がよく似合う女優さんになっていました。
幸せなのに切ない、磐音に見せる表情が魅力的です。
「私を置いて死んだりしたら承知しませんから・・・」と、健気に平気そうに冗談めかして言うおこん。
「おこんさんを一人にしませんから・・・」と涼やかな笑顔で応える磐音。
観ていて照れますが、とても情感溢れるシーンでした。
おこんが思わず泣きながら神に祈るシーンの音楽は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(2005年)に似ていて、ちょっと笑ってしまいました。
同じ佐藤直紀さんが担当していますから当然かも知れませんが、これまでにも何回かそれ風の音楽に聴こえていたものです。
同じ担当でも、絶対に「ハゲタカ」(2007年・NHK)風にならないところが面白いですが・・・。
今回は、磐音をねらっているような男の後をおこんがつけて行くシーンで終わりましたが・・・。
奈緒(笛木優子)からの手紙のせいでしょうね。
磐音のために覚悟を決めて、ということなのでしょうが、元々武家の出の奈緒とおこんとでは根本的な覚悟の度合いが違うわけで、とちょっと切ない気持ちになりました。
おこんは今までのように明るくっておきゃんなままでいて、良いんだと思いますが・・・。
今回は、殺陣のシーンはなかったのですが、その代わりなのか、道場での磐音と霧子の稽古シーンがありました。
忍の動きを混ぜてあるので、当然撮影の方法にトリックがあるのでしょうが、とても迫力があるシーンで面白かったです。
霧子役の女優さんが頑張っていましたね。
これまでにも、何となく磐音に想いを寄せている様子が見られていましたから、この先はどうなるのでしょう。
それにしても、竹内力さん(忍の親玉?)が出てくると、とたんに劇画チックに見えてしまうのは私だけでしょうか。
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