映画「ハゲタカ」を観てきました。
風雨の中、「ハゲタカ」公開初日の朝一回目を観てきました。
同じ公開初日で、木村拓哉さんたちの「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」の方が賑わうのだろうなと思って、せめて一人でも多く、と足を運ぶ自分に笑えますが・・・。
お客さんは7割程度と、予想より多かったですね。
特に中高年、それも意外に夫婦でという人が目立ちました。
結構若い女性もいましたが、玉山鉄二さん目当てでしょうか。
と、ついひねて考えてしまいます。
作品については出来るだけネタバレが無いように書きたいところですが、やはり無理があると思います。
これから観る人は、ご注意ください。
正直、買収戦争の部分は、経済が苦手な自分にはよくわかりませんでした。
ドラマの時もそうでしたが(今も勉強不足のまま・・・)、わかれば、とてもスリリングな展開で面白いと思いますが・・・。
ドラマからのレギュラー陣は安定していて、安心して観ていられましたね。
赤いハゲタカ・劉一華を演じる玉山鉄二さん、アカマ自動車社長の遠藤憲一さん、そして派遣工・守山の高良健吾さん、とても素晴らしいと思いました。
観る前には、あの熱い演技をするドラマの出演者と違和感無くいられるのかと、ちょっと不安でしたが・・・。
玉山さん、去年緒形拳さんのNHK最後のドラマ「帽子」で、とても良い勉強をしているなあ(素人目線で申し訳ないですが)と思ったものです。
その彼が大画面で堂々と演技をしている姿を観て、何とも嬉しかったですね。
遠藤憲一さんも素晴らしいです。
NHK時代劇「風の果て」(2007年)の遠藤さんも好きでしたが、今回は又別の存在感に溢れていました。
そして、高良さんは初めて観た俳優さんですが、若いのに強い存在感を放っていました。
今後、成長していく俳優さんなのでしょうね。
テレビと映画の違いってやはりあって、大きな演技が観られるんですね。
小さな箱から解放されたように、皆さん堂々と演技をしています。
こちらがあまり映画館に通わなくなったから、そう感じるのかもしれませんが・・・。
赤いハゲタカ・劉一華の登場シーンと、ラストに鷲津(大森南朋)が彼の原点を訪ねるシーンは、そのままドラマと同じように感じました。
ラスト近くで、劉の夢だったアカマの車に守山が乗っているシーンがありましたが、彼がその夢をかなえたということでしょうか、劉のお金で・・・。
それとも、彼も又第3のハゲタカになるということでしょうか。
何となく考えさせられたシーンでした。
映画の中で、劉が2度、這い蹲って散ったお金をかき集めるシーンがあります。
“部品の一つではない、誰かである自分になれ”と劉が守山に言うシーンとともに個人的には重くて印象深いシーンでした。
結構泣けそうになったりしましたが・・・。
聴き慣れた音楽が一杯でしたが、それにしても映画館の音量は凄いですね。
よる年波?で、途中で具合が悪くなるのではないかと思いました。
大丈夫でしたが・・・。
どんな登場をするのか期待していた松田龍平さん。
今回は鷲津のサポート役ですけど、順当なところなのでしょうね。
例の猫も登場し、旅館も繁昌しているようには見えなかったのがちょっと笑えました。
もうたばこは例のところでしか吸えないということでしょうが・・・。
それにしても、やたらにタバコを吸うシーンが多かったですね。
一番のサプライズは、最初の荒涼とした畑のシーンで、劉の子ども時代として湯山敦紀くんが出てきたことですね。
NHKの子ども番組「からだであそぼ」でケイン・コスギさんと一緒に出演している可愛い子です。
先ほどの「土曜スタジオパーク」に大森南朋さんと栗山千明さんが生出演をしていました。
ある掲示板で、大森さんが映画の中では太っていることについて、いろいろ書かれていますが、時間経過と玉山さんとの対比を考えて意識的に太ったと語っていました。
ギョウザとチャーハンで太ったらしいですが・・・。
大森さん、ドラマのことを「自分にとって人生が変わるくらいの作品」と言っていました。
その後に照れ隠しで何かの冗談にしていましたが・・・。
それにしても、NHKも出来る範囲で頑張って宣伝をしているなあ、とちょっと微笑ましかったですね。
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