「陽炎の辻3~居眠り磐音 江戸双紙」第11回“武左衛門の涙”
「陽炎の辻3~居眠り磐音 江戸双紙」第11回“武左衛門の涙”
NHKテレビ 7月11日放送
今回は、武左衛門(宇梶剛士)の娘の奉公話がメインでした。
明るい将来が見えている磐音(山本耕史)や品川(川村陽介)に、自分を比べてつい酒に逃げてしまう武左衛門の気持ちがわからないでもないのですが・・・。
家族のために奉公に出ようとする、娘の早苗は健気ですね。
何といっても年長者のシーン、そしてその言葉が光っていた回では有りました。
まずは、品川の母(高瀬春奈)が、友を思って気持ちが沈む息子と磐音に・・・
「取り残された気持ちはわからないでもない。それを表に出さないのが男、それが武家の矜持」
「友として、出来ることと出来ないことがあります。出来ることは自らの力で新しい道を切り開くことを望むことのみ」
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おこん(中越典子)の父・金兵衛(小松政夫)が武左衛門に・・・
「おこんが奉公を希望した時には捨てられるかもしれないと思った。今度は二人で関前へ行くことで又捨てられちまう。でも、親を捨てるたびに娘は幸せになっていくものですよ。父親なんてものは、娘の幸せを見てるしかねえ、娘の頼みは聞いてやることだって・・・」
さすがに歳を重ねた人たちの言葉だと思いましたね。
ふだんコメディっぽく登場したりしていましたが、今回はとても格好よく見えた二人でした。
今回の刺客との戦いは相手が二刀流で目新しかったのですが、その分殺陣が難しかったようで、踊りっぽかったですね。
今回はおこんの目の前ではありませんでしたが、その分無事を祈る姿が切ないものでしたが・・・。
このドラマで中越さんの魅力を改めて感じていますが、「細雪」などの舞台にも挑戦しているんですね。
地味でも着実に女優として伸びていっているようで、応援したくなります。
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