「任侠ヘルパー」第2話
「任侠ヘルパー」第2話 フジテレビ 7月16日放送
草なぎ剛さん目当てで観始めたドラマですが、年齢的に完全に年寄り目線で観ていることを実感しています。
若い人たちからは引かれてしまうでしょうが・・・。
毎回、ゲストが豪華なんですね。
今回のゲストは津川雅彦さん、そしてオムツが重要なアイテムになっています。
現実にも、難しい問題として取り上げられていることですね。
車椅子生活で、時にはお漏らしをしたことがあるけれども、オムツを拒否する本村(津川)。
翼(草なぎ)「快適そうじゃないか、何から何まで世話してもらってよ」
に「好きで他人の世話になっているやつなどおらん」と言う本村の言葉は胸に来ます。
若い女性介護士に「恥ずかしいことではない」と優しく言われれば言われるほどに、何も言えず、あきらめるようにただうなずく本村。
シニア柔道のライバルに会いにいけば、痴呆で何もわからないようになっていた。
何とも辛いですね。
「綺麗ごと言ったって、料金が安ければサービスには限界がある。その状況で介護する方法は二つ、ヘルパーがボランティア精神で働くか、利用者がその施設にあった介護を受け入れるか、それでも介護を受けられないよりマシでしょ」
羽鳥(夏川結衣)の言葉はリアル過ぎて、ズシンと来ました。
事業として成り立たなければ、結局利用者に返ってきてしまう、そのままの現実が何ともやり切れなかったですね。
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ドラマですから、翼の本村に対する荒療治(ハラハラしました)でひとまず解決はするのですが・・・。
前回に引き続いて、クライマックスシーンはあの浜辺なんですね。
必ず、四方木(黒木メイサ)が観ていますし・・・。
ちょっと2時間サスペンスの崖を連想してしまって笑えました。
「ジジババはプライド持っちゃいけないのかよ」のセリフは、先週の予告編で観た時は、結構グサッと来たものですが、今回ドラマの流れとして観ると印象が違いました。
施設が変わった本村が、リハビリを受けながら次のシニア柔道に挑戦する気持ちを伝えてきましたが、例えかなわなくても希望を持つことで救われますね。
オムツも時にはいい、とちょっと(いえ、大いに)歩み寄りを見せていますが、他人の力を借りながらもプライドを保って生きることが出来る、と誰かが書いていたことを思い出しました。
それは「有難う」と感謝をすること・・・。
涼太(加藤清史郎)は、何とか翼の舎弟になれましたね。
翼にまとわりつく涼太ですが、子供の求める感覚って確かな気がします。
この関係も楽しみです。
津川さんとプライドと言えば、ドラマ「古畑任三郎」シリーズの“再会”を思い出します。
若い妻に浮気をされて絶望的になり、その妻による殺人に見せかけて自殺をしようとする作家役が津川さん。
津川さんと田村正和さんとのシーンはまるで舞台劇のようでした。
古畑(田村)のセリフ・・・
「たとえ明日死ぬとしても、やりなおしちゃいけないって、誰が決めたんですか」
このセリフだけで、個人的にシリーズNO1になってしまった作品です。
このドラマについては、よろしかったらこちらで↓
古畑任三郎 再会 <テレビドラマ>
そういえば、15日の「徹子の部屋」(テレビ朝日)のゲストは福島美那枝さんでした。
元フィギュアスケートの福島美和さんのお母さんで、写真家です。
74歳から独学で写真を撮り始め、まもなく88歳。
一人で撮影旅行へ出かけ、素晴らしい自然を撮り続けています。
幻想的で、まるで絵画のような写真に感動させられました。
介護を受けるのも、このように活動出来るのも現実ですね。
★これまでの感想 第1話
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