「任侠ヘルパー」第3話
「任侠ヘルパー」第3回 フジテレビ 23日放送
今回は、りこ役黒木メイサさんが主役のような回でしたね。
そして、老人介護と虐待の問題。
最初は孫が好意での同居しての介護だったはずが、虐待が始まり、挙句に麻薬に関係していた・・・。
麻薬の部分はあきらかにドラマだからと割り切れても、その他はリアル過ぎて観ていて何とも辛いものがありました。
虐待をされても本当のことを話さないおばあさんの「私にはあの子しかいない。二人だけの家族だから」という言葉は重かったですね。
深い迷路からますます奥へと入り込んでいくようで・・・
解決方法などなかなか見出せない。
現実に、彼女のような人が安心して暮らせるような状況にはないのでしょうし・・・。
だから、家族は最後の砦になってしまう。
ドラマで描かれている介護施設の状況や語られていることをリアルに感じて、辛いと思いながらも観ないではいられないです。
りこの組と麻薬の問題はドラマとしては完結しても、本質の部分を安易な完結にはしなかったですね。
出来ない問題ですが・・・。
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「ヘルパーは家族にはなれない」
そう言う羽鳥(夏川結衣)にも、息子(加藤清史郎)のことに加えて体調的に問題があるようで・・・。
部下に指示していた彦一(草なぎ剛)の調査を忘れていたあたりから異変が出てきていますね。
この人も強い女性だけれど、抱えているものも大きくて辛いところが見えてきています。
「メンツなんて、私が幹部になって取り戻してみせる!」
何といっても、組長の黒木メイサさんは格好良かったですね。
この若さでこの存在感、本当に絵になります。
その上に、おばあさんの家に通って仲良くなっていく彼女は、組長とはまったく違って、孫みたいに自然で可愛かったですね。
草なぎさんは、目つきが怖いですね。
特に、雀荘にいるシーンの草なぎさんは・・・。
最近、山本裕典さんと加藤清史郎くんが別々に草なぎさんについて語っている映像を観ています。
二人とも、「撮影中は怖い。でもそれ以外のところでは楽しくて優しい」とコメントしていましたが、その集中力と「ぷっすま」の時のような彼が想像出来て楽しいですね。
それにしても、清史郎くん、好きな俳優が高島礼子さんというのは見事過ぎます。
このドラマは描かれた方がリアルになればなるほど、視聴者が離れていく心配があるような気がしています。
ブレないでいって、最終的にどのような着地点を見つけるのか、見届けたいと思っています。
完結出来なくても、希望のあるところへ向かっていくでしょうが・・・。
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