「任侠ヘルパー」第5話
「任侠ヘルパー」 第5話 フジテレビ 8月6日放送
草なぎ剛さんが乗りに乗っているなあ、と実感させられた回でした。
母親(倍賞美津子)との28年ぶりの再会シーンの表情には凄みを感じました。
その後も大ベテランの倍賞さんを相手にしての、私の中では二人芝居を観ている感覚が沸いたものです。
音楽の入り方も良かったですしね。
そんな緊張感の中、仲間での食事シーン・・・。
事情を知って暗い雰囲気の中で、テレビをつけたらライオンの親子の再会シーン。
そして、「ウァー、こげた!」の後の彦一(草なぎ剛)のバシッ!のあまりのタイミングの良さに、笑わせてもらいました。
呉越同舟のはずが、ここへ来てかなり仲間との呼吸も合ってきているようです。
そっと きゅっと << テーマ曲:SMAP
「任侠ヘルパー」オリジナル・サウンドトラック
老々介護の大変さも描かれていましたね。
母親は疲れきって何度か自殺未遂を繰り返していたようで・・・
彦一を捨てた罪の意識をもずっと抱えて生きていたわけで、それが今回の再会で「あなたの顔を見て生きようと思った」と言うのは救いでした。
ドラマですから、最後は二人で入れる施設が見つかりましたけど・・・。
28年前に捨てた母親を恨みながらも、本質的には優しいですから、その夫にお礼と今後を託すシーンもあって、良かったですね。
みんなの前で暴れる彦一をつい叩いたり、倒れた母を背負って病院に行ったり、と・・・
このあたりはお互いの愛情が認識出来るシーンでしたね。
最後には、母親のやけどのこと、桜(母親の名前と同じ)の刺青のことまでわかる気持ちの良い納まり方でした。
ただ、今回は彦一の涼太(加藤清史郎)への態度が乱暴過ぎてハラハラしました。
羽鳥(夏川結衣)は、やはり若年性認知症の疑いがあるようです。
本人がすでにそのことを意識していたんですね。
荒れる彦一に「今度はあなたが捨てるの?捨てられたお返しに・・・」と語り、自分が親を捨てたことがあると告白した羽鳥でした。
彼女の過去もこれから出てきて複雑な展開になりそうです。
そう言えば、真っ直ぐ過ぎて彦一たちに時には疎まれる晴菜(仲里依紗)にも何か過去があるように見えますね。
エンドロールの映像はこれまでと変わったようです。
彦一のやくざの出入りのようなシーンが、スローモーションの映像で流れます。
とても格好良いんですが、これからの展開に漠然とした不安感を持たせられたようで怖い気もしました。
一筋縄ではいかないドラマになっていきそうに感じるのは考え過ぎでしょうか。
バックのSMAPの歌「そっと きゅっと」がまた優しいので、よけいに印象的な映像になっています。
↓すでにUPされていて驚きました。
このドラマではタバコを吸うシーンがかなり多いですね。
役柄もあって、あえて世の中の状況に逆らっているということでしょうか。
そのあたりの反応はどうなのか、とちょっと気になっています。
復讐するは我にあり << 倍賞美津子出演
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