「任侠ヘルパー」第6話
「任侠ヘルパー」 第6話 フジテレビ 8月13日放送
今回は、「老人の恋」がテーマ。
これまで若い人たちの後ろに隠れがちだった宇梶剛士さん演じる二本橋が存在感を示した回でした。
遊び人で施設の中でも問題を起こしている風間(ミッキー・カーテス)が物語の中心でしたけど、彼との交流で、復縁を望んでいた妻子との決別をする切ない話にもなっていました。
ラストで、娘の前に極道スタイルで現れたのは、妻子の幸せを考えてあえて愛想をつかせるようにしむけたわけですよね。
それは、風間が自分自身につぶやいた「その女が別の幸せを見つけたなら、有り難いと思わなきゃ・・・」という言葉からでしょう。
風間が施設で偶然一緒になった初恋の人が認知症になっていて、その家族の誤解を受けて思いを伝えられなかった時の言葉で・・・。
「年寄りは好きになってはいけない、恥ずかしい」
「頑張ったところで、過去は取り戻せないだろう」
まだまだそんな考え方が多いのだろうなあ、と思いましたね。
自分を重ねてついヘルパーにつかみかかり、挙句に彦一(草なぎ剛)に殴られたり・・・。
最近、こちらは毎回あるそんな乱闘シーンを観るのが、ストレス解消気味になっているようでちょっと怖いですが・・・。
彦一の「年寄りってのは、許されないことばかりだなあ」というセリフが印象に残ります。
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「任侠ヘルパー」オリジナル・サウンドトラック
風間の思いを遂げさせようと相手の家に向かう二本橋と彦一の姿は完全に任侠の世界の男でしたね。
せっかくの風間のデートも相手の急死でかなわず、二本橋も妻子と別れて・・・。
風間と相手は共に同じ写真を持っていたことがわかって、切ないけれども永遠の愛になりましたね。
二本橋は、一度は足を洗おうとまでした任侠の世界に戻ってきました。
面白かったのは、みんなが風間の影響を受けて、浮かれ気分でいるシーンでした。
よく出てくる、りこ(黒木メイサ)と晴菜(仲里依紗)が洗濯物を干すシーン。
今回も、言動が乱暴なりこに恐れを感じながらも、結構大胆に突っ込んでいく晴菜。
りこに恋愛の経験が無いとわかるまでの相変わらずギクシャクした二人の態度と会話がおかしいですね。
鷹山(藪宏太)?の六車(夕輝壽太)への「ひょっとしてゲイ?」には笑わせてもらいました。
重たいシーンが続くとこんなシーンにホッとします。
りこが彦一を意識し始めていくのが良くわかった回でもありました。
彦一と羽鳥(夏川結衣)の二人を良く見かけては、心穏やかではいられなくなっているようです。
彦一が病気の羽鳥のことを気にかけているのは事実で、それがこの先どのように発展していくかはわかりませんね。
同じ認知症だった母親を捨てた過去があるという羽鳥。
来週は大変なことになるようで・・・。
一番好きだったのは、海辺の、りこと涼太(加藤清史郎)のシーン。
りこは沈む気持ちを抱えているし、涼太は何でもないという母の病気を心配している。
涼太は大人ですね。
母の力になって、と彦一に頼んで欲しいと・・・。
それを頼まれるりこも切ないですね。
二人の背中の向こうに、明るくて綺麗な海の景色が広がっていて、それぞれの思いをよけいに浮き上がらせて見せました。
前回の、あのちょっと怖いけれども格好いいエンドロールの映像は無かったですね。
前回だけのサービスですか?
というわけで、こちらです。↓
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