「陽炎の辻3~居眠り磐音 江戸双紙」最終回“磐の音”
土曜時代劇「陽炎の辻3~居眠り磐音 江戸双紙」
最終回“磐の音”
NHK総合 8月8日放送
今回は殺陣のシーンなども無く穏やかで、すべてが上手く解決するという大団円の最終回でしたね。
坂崎家の存続の問題も、予想通り妹の夫の弟(崎本大海)が養子に入ることで解決しました。
何より、磐音(山本耕史)が江戸に暮らす発端となった3人の友人たちの死を、ここで乗り越えられたということが一番でしょうね。
奈緒(笛木優子)の母親と遭遇して、父親(平泉成)がこれまでに陰で成してきてくれていたことがわかりますが、なんとも情のある立派な家老であり父親でした。
一番の関心事は、おこん(中越典子)と磐音の母親(香野百合子)との対面シーンでした。
当然のように母親が折れる予想をしてはいましたが、その会話がどうなるのか、と・・・。
形式的には武家の養女に入って後に嫁ぐわけですが、もともとの町人の娘と武家の奥方の対面ですから・・・。
当然と言えば当然ですけど、おこんは言葉少なだったですね。
最終回なので、もうちょっと感動的な展開を期待してしまいました。
今津屋では跡継ぎが生まれましたが、お佐紀(北川弘美)が金兵衛(小松政夫)や佐々木道場にまで根回しをして、関前での二人の仮祝言をお膳立てをするという、何とも見事な裁量を見せましたね。
武家を差し置いて、こんなことが出来るのかとも思いましたが、気持ちの良い展開ということで・・・。
奈緒の幸せな生活を見せて、長屋の連中や竹村(宇梶剛士)や品川(川村陽介)、そして笹塚(佐藤B作)たちまでワンシーンだけ登場させて爽やかに終わりました。
登場しなかった鰻屋や縫箔屋も、それぞれに日常を送っているのが想像出来る終わり方でした。
おこんの磐音への“ハイッ”が相変わらずで、江戸へ向かう二人の後ろ姿がやはり爽やかで・・・。
続編はあるのでしょうか?
すべてに枷がとれたので、あるとすればまったく新しいドラマになるのでしょうね。
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