「任侠ヘルパー」第10話
「任侠ヘルパー」 第10話 フジテレビ 9月10日放送
来週が最終回ということで、詰め込んで詰め込んでという感じでしょうか。
ホームのこと、羽鳥(夏川結衣)のことと、最悪の状況にまでなってしまって・・・。
自分が何をしたか覚えていないことが多くなっている羽鳥ですが、涼太(加藤清史郎)が何とも切ないですね。
彦一(草なぎ剛)のタオルケットをつかんで泣くと、彦一が涼太の手をそっと握るシーンには泣かされました。
その前に、「俺の部屋には蚊がいるんだ」と彦一が言い訳しながら傍のソファに寝ます。
それが、翌日羽鳥にこぶが出来ていると言われた涼太の「蚊に刺された」に繋がるんですね。
それぞれの思いやりに泣けました。
かつおぶしだよ人生は << 清史郎くんの歌
陣内孝則さんの登場には驚きましたが、更に羽鳥の元夫ということで・・・。
羽鳥は涼太と自分のそれぞれの今後を考えていて、それをりこ(黒木メイサ)に強いと指摘されていますね。
彦一が羽鳥親子のことを悩み、それを見守るりこも切ないものがあります。
最後は、彦一が涼太を引き取るのかな、と願望を込めて推測していますが・・・。
彦一たちが極道であることがバレて、いろいろな影響になっているわけですが、晴菜(仲里依紗)の過剰な反応には真面目さとは別に何かあるのかと思ってしまいましたが、ラストで彦一たちをかばいましたね。
次第に余裕が無くなっていく彼女がとてもリアルに感じました。
ドラマなので怒涛の展開になっていますが、現実だったらこの悪循環は相当厳しい状況ですよね。
身体拘束を望む羽鳥に、所長(大杉漣)が「小さい施設は気持ちで無理を通すしかない」と言って断わる姿が印象的でした。
所長は、彦一たちのことはもちろん、和泉(山本裕典)のことも知らなかったんですね。
その和泉も、何とかホームや任侠ヘルパーたちを守ろうと奔走していますが、彼も戻るべき場所を探しているようです。
黒沢(五十嵐隼士)は、ヘルパーの仕事で「自分がマシになったような気がした」と語り、任侠ヘルパーそれぞれの思いが変わってきているということで、それはそれで切ないものがありました。
黒沢の言葉を耳にして「でも、僕らは堅気じゃない」とつぶやいた六車(夕輝壽太)は最初にヘルパーを辞めて・・・
鷹山(松平健)に「隼会系列に借金を抱えていて、ヘルパー資格のある人間のリスト」を見せ、借金と相殺でホームへ送る許可を取り付けに行くんですね。
情報に詳しくいつもクールだった彼が、本当はとても情に厚い人間だったということで、その行動は来週に繋がる展開のようです。
鷹山の真の目的と関係あるのでしょうか。
ラストの火事の中、涼太に残すビデオを持ち出そうとする羽鳥を彦一が止めて救うシーン・・・。
「残したいものがあるんなら、面と向かって言ってやれ!ガキにとってはお前はお前なんだから!」
そんな彦一(=草なぎ剛)の姿に、「僕の生きる道」(2003年)を思い出してしまいました。
あのドラマも、中村先生(草なぎ剛)がみどり先生(矢田亜希子)と一緒に生きることを決めた時からビデオを撮るのを止めましたから・・・。
来週、どのような結末が待っているのでしょうか。
ドラマですから、まとめに入るわけですが、ご都合主義に流れないで、それでいて希望が見出せる終わりかただったらいいですね。
草なぎさんの「いきなり!黄金伝説」“24時間戦国時代生活”
久しぶりに大声を出して笑いました。
今も思い出すだけで笑えます。
忙しい中、大変だったでしょうが、草なぎさんの魅力全開で楽しい1時間でした。
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