「任侠ヘルパー」第9話
「任侠ヘルパー」 第9話 フジテレビ 9月3日放送
このドラマも佳境に入ってきたようですが、あと何回なんでしょうか?
今回も、看取り介護と出入りと、きっちり両方を描いていましたね。
看取り介護をされることになった夏夫さん。
家族にも事情があって悩んだにせよ、最後の最後までその家族に見守られることはなかった・・・
その代わり、大勢の他人に送られる・・・。
最後に流した涙に、鷲津(竜雷太)が言う「大勢に囲まれて嬉しかったのか、家族がいなくて悲しかったのか」
感謝の言葉が残されていて、彦一が言う「嬉しかったんじゃないか」
救われる思いで、泣けましたね。
意識が無くても本人は聴こえているとよく言われますが、回りの思いって伝わっているような気がします。
少なくとも、鷲津との交流、晴菜(仲里依紗)の献身などで彼が人生の最後に過ごした時間は満たされたものであった、と思いたいです。
鷲津が夏夫に語りかけるシーンにはしみじみとさせられました。
晴菜の真っ直ぐな一生懸命さは、どこかうっとうしさを感じたりしたこともありますが、現実には彼女のような人たちの力が今の状況を支えているのかな、とも思わせられました。
所長(大杉漣)が、要所要所でさりげなくて、良い存在感を見せていますね。
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若年性アルツハイマーで引退に追い込まれてしまった羽鳥(夏川結衣)の記者会見の言葉も印象的でした。
介護する側を助けたかったから、システマティックに姥捨て山を作った。
まずは介護する側の負担を減らすこと、そうすることで結果的にはより多くの老人が孤独に死んでいくことを防げると思った・・・と。
でも、考えれば、その負担が介護の仕事に従事する人に移ってしまった感がありますよね。
現実を考えさせられます。
任侠のシーンは・・・
先週の続き、りこ(黒木メイサ)がエレベーターの中で、彦一(草なぎ剛)が押す車椅子の鷲津を襲うシーンから・・・。
黒木さんの草なぎさんや和泉役の山本裕典さんとのアクションシーンは迫力があって凄いですね。
舞台で鍛えてきたことがよくわかります。
りこたちを助けに行く彦一たちのシーンは格好よかったですね。
任侠モノが苦手の私でも、ついそう思ってしまいました。
彦一はいつのまにかリーダー的存在になっていましたね。
倉庫?でのアクションシーンはほとんど素手での殴りあいでなぜかホッとしたものです。
宇梶剛士さんが、大きな身体を生かしていて笑わせられました。
ブルーの映像で、「ハゲタカ」ブルーか、「相棒」ブルーか、とちょっと嬉しくなりました。
ただし、暗いシーンはウチのテレビではほとんど誰が誰やらわかりません。
あれだけ両方の組が勢ぞろいしているというのに・・・。
これはテレビが古くなったのか、それともアナログのままのせいなのか・・・。
このトラブルをきっかけに、鷲津組と隼会の手打ちが出来たということで、舞台はホームへ戻るわけですが、どんな結末になるのでしょうか。
予告では、彦一たちの素性が知られてしまうし、羽鳥の病気も進行しているようですし・・・。
和泉が5年もホームに勤めている、などというのもちょっとした謎ですし、何より、任侠ヘルパーの面々がどこへ落ち着くのか大いに気になりますね。
★これまでの感想 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
TEAM(1) [VHS] << 草なぎさん主演の傑作ドラマでしたね。
なぜかDVD化されていないようです。
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