「JIN-仁-」第3話
日曜劇場「JIN-仁-」 第3話 TBS 10月25日放送
1時間あまり、眠気も飛んで観入ってしまいました。
コロリに対する仁(大沢たかお)の懸命な対応が、緒方洪庵(武田鉄矢)や坂本龍馬(内野聖陽)、そして幕府も動かしていきます。
音楽がかなり頻繁に流れますが、これが意外なほど効果的に感じますね。
こちらもあの時代に一緒にタイムスリップしたような気分になります。
本人がコロリになり生死を彷徨うことになりますが、咲(綾瀬はるか)の対応が懸命で前向きで好いですね。
それにしても、登場する女性たちの意志の強さが新鮮です。
勘当したと見せて、娘の前に現れる母親(麻生祐未)も、何とも格好良かったです。
娘のために自分で誂えた動きやすい着物とおにぎりを持参して、「コロリとの戦いに勝って、3人(もちろん、仁も入る)で帰って来なさい」と・・・。
コミックが原作ということもあるのでしょうが、この時代の女性の凛とした強さに惚れ惚れとしました。
綾瀬はるかを検索
喜市(伊澤柾樹) のコロリが治って、喜んでいたのに辻斬りに逢って亡くなってしまう、彼の母親(戸田菜穂)・・・。
馬に蹴られたところを仁に助けてもらったのに、突然の死。
戸田さんが貧しい姿なのに、何ともたおやかな風情が印象的です。
運命は変えられないのか?
コロリがおさまっても、その時代に迷い込んで、どのように生きればいいのか悩む仁・・・。
タイムスリップ物でよく語られる、「歴史を変えてしまうのではないか」ということ。
ここでは、一歩進んでいるのが清々しいですね。
自分が何かをすることは、歴史を変えること、人々の運命を変えるかも知れないことと思っていたが・・・
自分が何かをしようがしまいが、歴史はそれをも帳消しにするほど大きなものかもしれない。
だったら、自分は出来ることを精一杯やろう、少しでも医学の針を進めていけば、未来(中谷美紀)の運命を変えられるかもしれない、と。
仁がそこへ行き着くまでの、咲の態度や言葉は大きいですね。
何より、未来から来たことを告白したことに動揺をしなかったですから・・・。
これまでは、何となくお調子者のイメージだった坂本龍馬(内野聖陽)が大きく変わった回でもありましたね。
世の中を変えるために、彼なりにここまで悩んできたということ。
勝海舟(小日向文世)を師と仰ぐ人物と確信して、自分の進むべき道がわかったと・・・。
それには仁の力が大きかったのだと・・・。
内野聖陽を検索
仁が覚悟を決めて、これから物語が大きく変わりそうです。
来週は、花魁(中谷美紀)が本格的に登場のようですね。
大沢たかお×ソ・ジソプ My First by チョ・ソンモ
大沢たかおを検索
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