「JIN-仁-」第6話
日曜劇場「JIN-仁-」 第6話 TBS 11月15日放送
今回は、南方(大沢たかお)が襲われることで、その時代に生きているということを実感した回、ということでしょうか。
ペニシリンを作ったことで英雄のように持ち上げられても、どこか夢の中の出来事のようでリアルに感じられない、自分は死んでいるのかもしれないとさえ思っていた・・・。
医者として何でも成し遂げていく南方を、龍馬(内野聖陽)は羨ましく感じながらもその欲の無さに不安を感じると訴えます。
「国を良くしたい、生まれた以上は何かを成し遂げたい」
自分がそうだし、誰もがそうなのに、と・・・。
あの龍馬に必死にそう言われるんですよね。
あのシーンでは、時代に生きている龍馬が見えて、内野さんは良かったですね。
無許可で腑分けをして、殺人と疑われてしまう(そのように画策されてしまった)佐分利(桐谷健太)を緒方(武田鉄矢)が一喝するシーン。
「医術のため、国のため、道のためにやった、と自分の逃げ道を作るではない」と・・・。
迫力がありましたけど、一瞬金八先生を思い出してしまいました。
南方は、医の心を伝えていくのは難しいと、責任を取るはずだった緒方を説得し自分が医学所を出ることにしますが・・・。
このあたりも、まだ時代に生きている実感が無い、どこか自分の居場所では無い、という考えの行動でしょうね。
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今回は手術のシーンがあって、例によって苦手なためスルーしています。
恭太郎(小出恵介)も、南方や龍馬に刺激を受けてか、鬱屈したものを抱えているようですね。
医学館の奥医師・多紀役の相沢一之さん、こんな役を始めて見ましたが、存在感がありました。
野風(中谷美紀)と咲(綾瀬はるか)は、やはり素敵ですね。
お互いに南方を想っていて、それぞれに想っている人のために必死で・・・。
危険が迫っている南方のために、咲に手紙を書き、出られない吉原の門の前でひたすら祈る野風。
そこには、咲に挑発するような態度を見せた姿はありませんね。
咲も南方の手伝いを上手く出来なくて落ち込んだり、未来に似ている野風を羨ましく思ったり、それでいて、襲われる南方を必死に助けます。
「怖かった!」と震えて語る南方に「当たり前です!生きているんですから・・・」と、そう言う自分も震えていたりして・・・。
二人とも凛としていて、切なくて・・・
このドラマは結末が無くてもいいや、とつい思ってしまいました。
それにしても今回は、龍馬も恭太郎も、なぜか勝海舟(小日向文世)までもが南方が居る所に必ず居る感じがしましたね。
心強いですけども・・・。
未来との写真が前のに戻っていること、そして10円玉が平成22年になってること、ますます展開が読めません。
緒方が吐血するなど、次に繋がるシーンが多くて、最後の最後まで画面から目を離せないドラマですね。
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↑ 脚本:森下佳子
出演:綾瀬はるか 武田鉄矢 小出恵介 麻生祐未
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