「チャレンジド」最終回“さよなら、先生”
土曜ドラマ「チャレンジド」第5回“さよなら、先生”
NHK総合 11月7日放送
イジメをした側が逆にイジメを受けて不登校に・・・。
それを解決しようと、塙(佐々木蔵之介)は、マラソンに挑戦することになります。
相変わらず行過ぎるほどの行動力を見せる塙。
修学旅行での責任を問われ、1週間の謹慎処分を受け、その後も退職の可能性があるにもかかわらず・・・。
泣きを見せる夫に活を入れたり、マラソンの伴走を引き受けたり、といつも明るく見守り、支えてくれる奥さん(富田靖子)が素敵です。
生徒も先生たちもすっかり塙びいきになっていますが、一人損な役回りの教頭・町田(朝加真由美)の理詰めの教育論が逆に印象的でした。
だから、最後の「お帰りなさい」が効いていますね。
マラソン大会で、生徒一人一人が伴走するのは上手い構成でしたね。
生徒一人一人の紹介にもなり、詳しく描かれなかった生徒たちとの交流も想像させて、その上で今があることを見せてくれました。
5回では、描ききれない部分が多かったでしょうからね。
これまで登場した生徒たちのその後もわかりましたし、何より、ほとんどノンストップで目が不自由な人が走ることの大変さを描いてくれていましたから・・・。
最後に伴走することになる生徒の、イジメの理由がわかりました。
好きでずっと友だちでいたいのに、自分とかけ離れていくことの悲しさ、寂しさ・・・。
その告白を聴いて、つい切なくなってしまいました。
イジメは許されるものじゃないですけど・・・。
ラストの仲直りのシーンを観て、本当に死なずにすんでよかった、と思いましたね。
ドラマとは言え、ゾッとしてしまいました。
展開によってはまったく違うドラマになっていたはずです。
生徒の告白に、塙が「思春期だもんな」と言いますが、思春期って本当に短くて、世界が狭いものなのだなとつくづく思いました。
それにしても、イジメをする生徒役・夏未エレナさんは目力があって、一人突き抜けているような存在感には驚かされました。
出演:夏未エレナ
本日も晴れ。異状なし ~南の島 駐在所物語~ BOX
サブタイトルとは違って、ハッピーエンドで終わってホッとしました。
来週からの「外事警察」はまったく違うタイプのドラマのようですね。
脚本が「相棒」の古沢良太さんのようで、楽しみです。
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