「相棒 season8」第6話“フェンスの町で”
「相棒 season8」第6話“フェンスの町で”
テレビ朝日 11月25日放送
最初は軽い謎解きに見せて、後半は「相棒」らしい展開になりました。
前半は、いつも以上に、右京(水谷豊)と神戸(及川光博)の会話の応酬があって・・・
でも、何だかんだ言いながら、神戸は右京にぴったり寄り添っているんですよね。
そうじゃなければ、ドラマは成立しませんが・・・。
郵便局強盗の犯人についての意見を、右京に聞かれて、神戸が驚いていましたが、これまではありませんでしたか?
「オレですか?」って、神戸=及川光博さんには何だか似合わないセリフでした。
神戸の意見に模範的などと、独り言!を言う右京・・・
「杉下さんの独り言は音声、意味ともに明瞭なんですね」には笑いました。
神戸に強盗と同じ扮装をさせて検証をした後に、屈んで手早くズボンの裾を直してあげる右京がちょっと新鮮、というかエッ!という感じでもありました。
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最初は、右京が自転車のタイヤ痕を飛び越えたり、中学生の自転車を見つけてやはりピョンと飛んだり、と何だか軽めの右京が出ていて、これまでのように謎解きミステリーで終わらせるのかと思わせて・・・。
強盗から始まって、イジメに家庭内暴力、爆弾、サバイバルゲーム、そして基地への怒り・・・その陰にはリストラや離婚などまで、キーワードが盛りだくさんでした。
それでも、ラストまで進んで、ちゃんと観ている側に重たいものを手渡していく「相棒」方式?になりました。
親も教師にも期待していない、基地のフェンスを壊せば何かが変わるかもしれない、と思った少年たち・・・。
方法は間違っていても、その思いは胸に来ますね。
捕まっていた少年が基地へ爆死覚悟で乗り込もうとしている友だちの居場所を教えます。
少年を説得する神戸、「友だちは君しかいないそうだよ」と・・・。
これには泣けました。
二人の少年が同じ取調室にいるラストは、右京たちの配慮なんでしょうね。
現実にそういうことはあるのでしょうか。
重くシリアスな展開になった時に、神戸はちょっと浮いてしまうのではないかと思ったことがありましたが、心配し過ぎでしたね。
右京とも、少年たちとも思いを共有できていたと思います。
一番楽しかったのは、暇か?の角田課長(山西惇)と神戸の会話でした。
わが子がビジュアルバンドをやると言って、金髪に化粧までしている、自分にそっくりの顔なのに、と・・・
子どもは理解しにくい、扱いにくいという話ですが、何だか及川さんに向かって、楽屋落ちの話をしているようでした。
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