「龍馬伝」第2回“大器晩成?”
大河ドラマ「龍馬伝」第2回“大器晩成?”
NHK総合 1月10日放送
撮影では、「大河ドラマ初のプログレッシブカメラ(通称30Pカメラ)が使われていて、従来より“深みのある映像”が実現されている」のだとか。
映像が好きですね。
雨の中での泥まみれ、常に埃っぽかったり、とリアルなんですが、緑が綺麗で・・・。
家屋の造作とか暗さなどは本当にリアルですね。
映像に奥行きがあって、ストーリーとは別に観入ってしまっています。
土手の工事にひとり雨に打たれ泥まみれになる龍馬・・・福山雅治さんだから観ていられるんだなあ、と思ってしまいました。
これが香川照之さん(岩崎弥太郎)だったら、シリアスすぎて引いてしまっていたでしょうね、失礼だけど・・・。
香川さん、迫力があり過ぎです。
というか、両親(蟹江敬三、倍賞美津子)も、ですが・・・。
大森南朋さんのカツラ姿には、やっと慣れました。
自分はどこにも行かない、と奥さん(奥貫薫)に話した後の表情、龍馬の父親(児玉清)に龍馬の仕事場に行くことを勧めている時の横顔・・・あっ「ハゲタカ」の鷲津だ!と・・・。
「ハゲタカ」(2007年・NHK)ファン、大森ファンなので、悪しからず・・・。
坂本龍馬についてはほとんど知識がありません。
これを観る限り、龍馬という人は、理解はされていないけれども愛される星の下に生まれた人?、と・・・。
今回のクライマックス、土手に俵を積み上げようとするシーンも感動的なはずなのに、個人的にはいまひとつでした。
どうも、対照的な岩崎側、武市側にいるような気分だからでしょうね。
このシーン、雨が降っているのに日が照っているような映像でしたが、それも計算上でしょうか。
「自分は人の気持ちを何ひとつわかっていない」と言う龍馬に、「JIN-仁」(2009年・TBS)での内野聖陽さんの龍馬を連想してしまいました。
ちゃらんぽらんに見えて、南方仁(大沢たかお)や花魁の野風(中谷美紀)の気持ちをよく理解できていて、彼らを常にフォローできる人でした。
福山龍馬も、この先にそうなるのかも、と・・・。
印象的だったのが、日本に向かうペリーが船の中でダーツをするシーン。
的になった地図上の日本、「小さすぎてよく見えない」。
それだけで、当時の日本に対する考え方がわかる、秀逸なシーンでした。
これだけ、龍馬に日が当たると(主人公ですから当然ですが)、朝ドラのパターン(みんなヒロインが大好きで、ヒロインはそれに甘える)にならないように、とちょっと心配しているんですが・・・。
龍馬を知らない人間の過剰反応かもしれません。
来週は弥太郎に動きがあり、武市にも?ありそうで、楽しみです。
これまでの感想 第1回
NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1
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