「龍馬伝」第3回“偽手形の旅”
大河ドラマ「龍馬伝」第3回“偽手形の旅”
NHK総合 1月17日放送
龍馬(福山雅治)が江戸に旅立って・・・
とにかく緑の映像が綺麗ですね。
画面に深みがあり、緑がみずみずしくて、それだけで魅せられています。
ほこりが舞うのが、今回の大河ドラマの特徴?のようで、賛否があるようですが、個人的にはO.Kです。
それにしても、演出が「大友啓史」ではなく、「真鍋斎」となっていてドキッとしました。
演出が大河ドラマらしくなくて、外されたのか?と一瞬思ってしまって・・・。
大河ドラマも複数の演出家が担当するようですね。
印象が変わらないのは、大友さんがチーフということなのでしょう。
偽手形を作ってまで、江戸に行こう、竜馬と同行しよう(旅費の関係ですね)と考えた弥太郎(香川照之)ですが・・・。
鳥かごは背負っていないのに、相変わらずガラガラと音をたてて荷物を背負っていて、つい笑ってしまいました。
彼が登場する時の音楽は特徴的ですね。
洋風で、明治を意識しているようで、彼に似合っています。
あくまで、後の彼の成功を知っているこちら側の印象になりますが・・・。
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無理やりついてくる弥太郎を突き放せない上に、情けをかけてしまう龍馬・・・
それでいて、覚悟の違いを指摘され、恵まれていることを責めたてられる龍馬が気の毒になりましたね。
龍馬の父の書状を盗み見る弥太郎、それに気がついて話しかける龍馬・・・
このシーンが、今回のクライマックスに繋がるんですね。
この二人のシーンはよかったですね。
大河ドラマって、こんなにアップが多かったかな、とも思いましたが・・・。
このシーンで、初めて福山さんが龍馬に見えました。
弥太郎が博打場の男たちに襲われるシーンで、龍馬が腕を見せて小盛り上がりで終わりかなと思わせて・・・
関所で弥太郎が見破られるシーン・・・
それこそ、何もかも覚悟の上であくまで彼をかばおうとする龍馬を、知らない!逆に迷惑だと関係性を否定する弥太郎・・・。
少々鬱陶しさを感じていただけに、逆に感動しましたね。
逃げ出した弥太郎はあまり罪には問われなかった様子(予告編では)で、龍馬たちも気持ちを残さず再び旅立ててよかったです。
このあたり、ドラマの〆としては、気持ちが良かったですね。
後で考えたら、関所のシーンは「勧進帳」の弁慶と義経そのままのような気がしましたが・・・。
今回、武市半平太(大森南朋)は自分も江戸へ行きたい思いを押し込めていて・・・奥さんは感じているようですが・・・。
優秀な人物なので切ないですね。
一人考え込むシーンが斜め撮り、おばさん(おばあさん?菅井きん)に挨拶をして立ち上がって歩くシーンが“鷲津歩き”なんで、つい笑ってしまいました。
どうしても「ハゲタカ」から離れられません。
来週は、渡辺いっけいさんが登場するようで、楽しみです。
NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1
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