「ボクらの時代」小林武史&岩井俊二&赤西仁さん
「ボクらの時代」“才能はつながる”
出演:小林武史(音楽プロデューサー)
岩井俊二(映画監督)
赤西仁(KAT-TUN)
フジテレビ 1月17日放送
赤西さんが20代と若いので、どういう組み合わせなのかと・・・。
映画「BANDAGE バンデイジ」で、小林武史さんが初監督、岩井俊二さんが脚本、そして赤西仁さんが主演という組み合わせでした。
最初から、二人の巨匠!から見た赤西さんということで・・・
「わりと大当たり。ジャニーズということで、食わず嫌いをされる面もあるけれども、良かった」(小林)
「映画の中のたたずまいがいい。他の人でやれただろうか」(岩井)
大先輩の二人に挟まれて、それでも臆することがない赤西さん・・・
「凄く褒められるので、だんだん嘘のように聴こえてきて・・・。それでも、褒められて伸びるタイプなので・・・」と。
岩井監督が、小林さんの言葉が持つ魔力を語ります。
裏表が無い、流れを見ている、繰り返して言う・・・
ミスチルなど、こうあるべし!として、そのとおりになっていった、と。
小林さんは、まだ音楽プロデューサーという仕事が確立していない頃から音楽にかかわり、その先駆けとなっていますが、「呼ばれた気がする」と。
岩井監督は、日本映画衰退の頃にPVの仕事に関わっていて、その小林さんと遭遇している。
その岩井監督の撮影方法は、音楽的である、とも語られています。
赤西さんは父親の映画好きが影響してのジャニーズへの道だった。
そのエピソードが面白い。
オーディションに500人ほど、名前順で番号は1番。
落ちて帰る時に、ナンバープレートをどこに返せばよいか、と訊ねたのが社長だった。
「ユー、一番持っているの?残っちゃいなよ」と・・・。
ジャニーズ関連の話で頻繁に出てくる社長の話ですね。
「もし“あおやぎ”がいたら、残っていない」
運命って、あるようです。
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“挫折”の話題では・・・
赤西さん、語学留学で芸能活動を休止したことが、世間では挫折だと思われている。
周りのイメージと自分が考えていることとの温度差があったので、と当時を振り返っています。
岩井監督は、5年ほど映画を撮っていないことが、やはり世間からそう見られているかも、と。
小林さんは、悩んだことはあるけれども、と・・・
公私共に裏表の無い生き方をしている小林さんを「セパレートすることによって、エネルギーは割れちゃう気はするし、自然体に1個になっていることって、一番理想かな」と、岩井監督は評しています。
また、村上春樹ばりの小説を書いている小林さんを、次は小説家?と、も・・・。
最後に、赤西さんから「“恋愛観”は作品に影響するか?」とのテーマが・・・
二人ともに、「実体験が無くて、言葉遊びができるだろうか?」「“感情の記憶”が残っていて、恋愛経験は必要不可欠かな」と。
赤西さんの恋愛観には、意外でちょっと驚かされました。
子供も好きで早めに結婚したいし、家庭を持てば仕事も頑張れる、と。
「バックグラウンド無しの個人は無いわけだから、自分の周りのもの、そのものが自分の鏡・・・それを否定すると何も無くなっちゃうから・・・」
それでいて、二人の仕事の仕方を羨ましいと言いながら、自分もショートフィルムを作って、打ち上げで二人に観てもらっていたり、と仕事への意欲も見せています。
自然に二人に気を遣いながら、それでいて自分を語れる赤西さん。
初めて彼の顔を認識しましたし、これからは見方が変わりそうです。
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